文:服部慎一

大下容子アナ、『ワイド!スクランブル』内での捏造がバレ生謝罪…視聴者からは怒りの声

大下容子

画像:時事

21日に放送された「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系列)。

同番組のメインキャスターを務める大下容子アナが、生謝罪する場面がありました。

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大下容子アナ、「ワイド!スクランブル」」内で生謝罪

21日に放送された「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系列)。

同番組のメインキャスターを務める同局の大下容子アナが、番組中に生謝罪をする場面がありました。

0時52分頃、突如として大下アナは「ここで視聴者にお詫びがございます」と切り出し、「番組ではこの時間に視聴者の皆様から番組にお寄せ頂いた質問を、ご紹介して参りました。」と発言。

続けて、「その質問内容を番組のスタッフがあらかじめ用意し、視聴者の皆様からの質問であるかのように放送していたケースがありました。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪をし、深々と頭を下げました。

さらに、同局の佐々木亮太アナが今回の問題点に関する事情や経緯について、説明。

「番組では視聴者の皆様からの質問を、テレビ朝日の番組ホームページ上の投稿フォームと、ファクシミリにて受け付けています。質問をあらかじめ用意したのは、番組のチーフディレクターで、放送準備のため、それまでに寄せられた意見や質問を踏まえて放送前に『想定質問案』を作っていたということですが、今年3月以降、その『想定質問案』を放送に使っていました。」と、騒動の発端は「想定質問案」が原因であるとしていました。

また、番組では今回の騒動の元凶であるチーフディレクターからの話を紹介。

佐々木アナは「視聴者からの質問や意見には、日々放送終わりに目を通していて、過去に読んだ質問や意見も踏まえて、視聴者が聞きたいこととニュアンスが同じであれば、自分が事前に用意した想定質問を使っても、問題ないと思っていたなどと説明しています」と、ディレクターからの説明を読んでいました。

「これまで放送した質問のうち、およそ2割が想定質問でした。チーフディレクターは、このコーナーを取り仕切る立場であったため、これまで不適切な演出は発見できませんでした。」と、佐々木アナが続けると、大下アナは神妙な面持ちで「番組を信頼してご覧頂いている皆様に、大変申し訳ない思い出いっぱいです」と、陳謝。

「二度とこのようなことが起きないように、最初防止を徹底致します。また、失ってしまった皆様からの信頼を取り戻すべく、1日1日の放送をより真摯に取り組んで参ります。今回は誠に申し訳ございませんでした」と、改めて謝罪をし頭を下げていました。

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「なんでアナウンサーに謝罪させてる?」視聴者からは様々な声

不適切な演出について、大下容子アナや佐々木亮太アナに謝罪や経緯の説明をさせたテレビ朝日。

チーフディレクターによる捏造であったことから、ネット上からは、

《いやいや、そのインチキをしたチーフディレクターを出して謝罪させろよ。なにアナウンサー使ってんだよ。》

《大下容子アナが悪いというより、番組スタッフ自体が悪いんじゃないの?》

《不適切演出を大下容子アナに謝罪させてもな。おそらく内部通報だろうから過去にもあったんだろうが、飲み会騒動の時もそうだがこんな局が正義面して報道しても寒いだけ》

《放送法に触れてるぞ。こういう事を日常的に行っててマスコミを信用しろ、テレビを信用しろって言うのが無理。アナウンサーに謝らせて有耶無耶にすな》

《無いものをあるかのように語るのは「捏造」です》

などの意見が大量に寄せられ、炎上する騒ぎとなっています。

テレビ朝日をめぐっては、緊急対宣言下であった五輪終了後に、同局のスポーツ局の社員らが「打ち上げ」と称してカラオケ店でパーティを行い、女性社員が2階から飛び降り骨折をして病院に緊急搬送されるという事件も起こったばかりでした。

そうした世間からの怒りを買う行動に対して、信頼を回復すべく番組づくりに邁進していた矢先に発覚した、今回の捏造騒動。

今後の対応に注目が集まります。

(文:服部慎一)