画像:時事通信フォト
先日、関東で発生した最大震度5強の地震被害を特集した8日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、特に激しい揺れに見舞われたタワーマンションに「住まない方がいいのか」とひろゆき氏が専門家に切り込むシーンに注目が集まりました。
ひろゆき、タワマンの安全性に切り込む「よくないってなりません?」
8日、前日に関東で発生した最大震度5強の地震被害を特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送で、ひろゆき氏がタワーマンションに「住むべきか」と専門家に切り込むシーンがありました。
今回発生した地震について「死者がいないという時点でよくできていると思うんですよね」と、前向きに捉えたひろゆき氏。
また、この日解説を担当した工学院大学の久田嘉章氏も「大都市は大きな盆地状になって地盤が悪い」としつつも、タワーマンション等高層ビルに対し「だけど日本の耐震はすごく優れているので倒壊するという危険性は非常に低いです」と指摘しました。
しかし、一方で久田氏は「だけど、建物のスケールと人間のスケールは全然違いますから、建物は1m揺れても壊れないですけど中の人は1m揺れたら大変なことですから」とドアが開かなくなったりなどの危機的状況が発生する可能性を示唆。
すると、ひろゆき氏は「タワマン住んでる人は10年に1回、こういうことが起きると思っていた方がいいわけですか?」と久田氏に質問を投げかけ、「これからはもっと来る(地震が起きる)んじゃないかと歴史的には言われています」と回答を得た上で「そうするとタワマン住まない方がよくない?ってなりません?」と切り込んだのでした。
これに久田氏は「あの、人による…」と一瞬たじろいだものの、「私は住まないですけど」とタワーマンションへの居住は選択しないと明らかに。
地震以外にも…タワーマンションに住むというデメリット
専門家も「住まない」と発言するほど、タワーマンションへ居住する上で被るデメリット。
今回、ハッキリと専門家が明言したことにより、この特集に視聴者からも「どう見ても不便」、「住むならせめて10階程度でいい」などとタワーマンションへ否定的な見方が噴出しました。
ただ実際、タワーマンションに住んでいる人々もその暮らしには満足していないのだと言います。
「2015年、読売広告社がタワーマンションに住む女性を対象に調査した数字があります。この調査では住まい度満足度が7割と一般住宅のそれを上回っているのですが、一方で『将来今の住宅に住み続けたいか?』という項目には『YES』と答えたのが全体の2%。タワーマンションの住民は住居に満足しても、一生住み続けるというつもりはないようです」(ライター)
「品の良い暮らしがしたい」という目的で購入されるタワーマンション。
また「住み続けることはない」という声が多かったワケについては様々なデメリットがあるからなのだとか。
「つい先日、気圧の変化で沸点が変わることから『ご飯が美味しく炊けない』とタワマン住民と思われる人物の書き込みがSNSで話題になりました。まあこれは事実か不明ですが実際、風が強くて洗濯物が干せない、ヘリコプターの音がうるさいなどタワーマンションならではのデメリットというものはたくさんあるようですよ」(前同)
一昨年の台風でも、トイレが使用できなくなるなど問題が発生したタワーマンション。
災害の多い国内でタワーマンションを購入するということは、危険と隣り合わせだということを認識しなければならないのかもしれません。
(文:有馬翔平)