文:有馬翔平

安住紳一郎「もうやめにしませんか!」都道府県ランキングの廃止を訴え

安住紳一郎

画像:時事

先日、民間調査会社「ブランド総合研究所」が行っている「都道府県魅力度ランキング」の最新版が公開されたことを伝えた11日の「THE TIME,」(TBS系)。

しかし出身地である北海道が13年連続の1位を獲得したものの、安住紳一郎アナウンサーはランキングに不快感をあらわにしました。

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安住紳一郎、都道府県ランキングの廃止訴え「もうやめにしませんか!」

11日、先日発表された「都道府県魅力度ランキング」の2021年版を紹介した「THE TIME,」(TBS系)。

するとそのランキングの結果に安住紳一郎アナウンサーが不快感をあらわにするシーンがありました。

毎年、この時期に発表される都道府県魅力度ランキング。

今年は昨年最下位だった栃木県が42位に浮上、しかしその一方で昨年最下位を脱出し歓喜に沸いた茨城県が再び最下位に転落するなど明暗がわかれることに。

「今回調査を行ったブランド総合研究所によりますと、コロナ禍で遠くに行けない中、関東では千葉、関西では三重の観光地の魅力が増したのではないかと分析をしています」と、安住アナが紹介した通りコロナ禍で恩恵を受けた地域があったと特色が出たランキングだったのだとか。

すると、ランキングを改めて眺めた安住アナは何やら重苦しい表情になり「ただね、こういうアンケートを採りますと下位のランクにお住いの方々は『全国のみなさんわかってないな』って気持ちになりますよね?」とポツリ。

そして、カメラに向き直ると「こういうランキング、もうやめにしませんか!」と声を大にして叫んだのでした。

「違うの?」とスタジオから沸き上がる笑い声に首を傾げた安住アナ。

出身地である北海道が1位であることにも「私?北海道?だってこんなのさ、北海道移住しますかって言われたらね…」と納得のいかない様子を見せました。

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「くだらないランキング」ネットユーザーからも県知事からクレームも

毎年発表される「都道府県魅力度ランキング」に対し、「もうやめにしませんか?」と訴えかけた安住紳一郎アナウンサー。

その後、北海道の移住対策に対し「みなさんの税金で色々やっています。ありがとうございます」を感謝を述べ特集を締め括っていました。

するとこの安住アナ渾身のコメントに番組を観ていた視聴者からは、「こんなくだらないランキングなんてやめるべきなんだよ」などと安住アナを支持する声が。

しかし実際、この都道府県魅力度ランキングをめぐり各自治体の首長からも苦言が上がったことがあったのだそう。

「今年7月、群馬県知事・山本一太氏の定例会見のことでした。群馬県も同ランキングで決して上位にいるわけではないので、チームを発足させてランキングの調査方法など分析させてたんですよ。それで出た結論に山本氏は『ずさん』と一蹴。まあランキングの調査方法が『魅力だと思うか』という質問のみでそれに『魅力的』だったら100点、『まあまあ魅力的』なら50点、それ以外の『どちらでもない』、『魅力的ではない』などの回答なら0点というものでしたからね。そう言いたくなるのもわかります。」(ライター)

非常にあいまいな方法で集計されているという「都道府県魅力度ランキング」。

そのためか安住アナのような疑問にいきつく人も多いと言います。

「北海道は長く転出過多が続いていました。そういう事情もあり本当の魅力というものが見いだされていないという指摘も相次いでますよ。ネット上には『必要ない』と廃止を求める声も多くありますから」(前同)

「魅力度ランキング」というよりも「都道府県イメージランキング」と改名するべきなのかもしれません。

(文:有馬翔平)