画像:時事
先日の自民党総裁選で新総裁の選出され、今月4日に第100代内閣総理大臣に指名された岸田文雄氏の会見を同日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)が中継。
新総理の初会見に、MCカンニング・竹山隆範さんが菅義偉前首相との違いを指摘するシーンがありました。
カンニング竹山、岸田新首相の『発信力』評価「受け答えになってる」
4日、同日第100代内閣総理大臣に指名された岸田文雄氏の会見を中継した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
はじめての会見に対し、MCカンニング・竹山隆範さんが持論を述べました。
この日、直前に始まった岸田氏の会見を30分程度放送した同番組。
首相指名後、初めての会見に竹山さんは「具体的なことがあったのかと言われると、選挙の日程ぐらい」と具体性に欠けていたとチクリ。
しかし、「前総理に比べて僕ら素人が見ても、受け答えになってるなというのはすごく思いましたね」と発信力を絶賛しました。
ただ岸田氏が打ち出した「新しい資本主義」という政策に対しては「そこは結局あれじゃないですか?色んな問題はあるんだけれども、一番大事なってことじゃないんだけれども…給付するでも何をあげるでも結局『財源』っていう金がいりますよね」とすると、「お金をどこから引っ張ってくるのか。法人税をあげるのか、消費税をあげるのか、そこはじめに言ってもらえたりするとちゃんと考えてんだなって思う」と不透明な財源を指摘。
「そこがないままだから。もう方々で問題があるんだけれども一番手っ取り早いのは金がいるわけじゃないですか。そこがどこなんだろうというのは疑問ですよね」と首を傾げました。
内閣総理大臣に発信力は必要か…噴出する疑問の数々
この日誕生した岸田文雄新首相に対し、「発信力」は認めたものの政策の具体背性については欠けると評価を下した竹山隆範さん。
すると、視聴者からは竹山さんが唯一評価した「発信力」という箇所に注目が集まったのだという。
「『発信力』というのは前政権からの課題でした。菅前首相が目線を上げずに原稿呼んでいたり、あまりはっきりと会見しない様子が連日マスコミに取り上げられ『危機感がない』などと批判されてきたのは記憶に新しいあかと思います。しかしここに世論とマスコミの溝があるようで、世論は首相に発信力など望んでおらず、逆に発信力に注目するマスコミをいぶかしげな目で見ているのです」(ライター)
実際、先日の自民党総裁選でおける世論調査では次期首相に求める素質として最も高かったのが「行動力」。
その「行動力」が7割ほどの世論から求められていたのに対し、前政権で問題視された「発信力」は1割とさほど重視されていないことが明らかに。
そのためか、「発信力」について言及した竹山さんのコメントには様々な反応が。
《害でしかない》
《こんな下らないことを重視するやつがおるから、政権が短命になるんや》
《首相に求めることのレベルが低すぎて笑えない》
などと、「発信力」を重視することへ疑問の声が大半を占めていました。
支持率5割前後と、新政権にしては低空飛行状態でテイクオフした岸田政権。
「発信力」が重視されていないということが数字にも表れているようです。
(文:有馬翔平)