画像:時事
今年8月、BPOが「痛みをネタにするバラエティ番組」を審議対象に含めたことについて議論を交わした2日の「NewsBAR橋下」(AbemaTV)。
その放送中、MC橋下徹氏が出演する情報番組でヒヤリとした出来事を明かしました。
橋下徹、『ゴゴスマ』石井亮二アナの爆弾発言にヒヤリ「マズいなと思った」
2日、今年8月にBPOが「痛みをネタにしたバラエティ番組」を審議対象に加えるとした発表について議論を交わした「NewsBAR橋下」(AbemaTV)。
この話題に絡めて、MC橋下徹氏がTBS系「ゴゴスマ~GO!GO!Smile~」でヒヤリとした経験を明かすシーンがありました。
痛みを伴う笑いのネタにメスが入ったことに対し、この日のゲストであるメッセンジャー・黒田有さんは「納得はいかない」と述べつつも民放はスポンサーによって成り立っているものであるから「仕方がない」と主張。
すると、橋下氏は「今学校の中では友達の頭を『ポーン』と叩くというのが一切ダメなんですよ」とテレビだけでなく日常の中で少しの接触も「アウト」ということを指摘したのでした。
さらに、大阪では各学校に支給されている「iPad」に悪口が入ることが禁止されているようで、「『アホか』とか『アホちゃう?』もいじめの案件として扱わなきゃいけない」と、大阪独特の軽口も対象になっているのだとか。
また、橋下氏は「この間『ゴゴスマ』の生放送で菊地弁護士がね…」と出演番組を振り返る場面も。
「頭スキンヘッドなんですよ。それで司会の石井さんが『今日は中秋の名月で…菊地さん、中秋の名月』って言ったら菊地さんがね、こうやって頭をテレビカメラの方にやるんですよ(頭頂部をカメラに向ける仕草)」と、石井亮二アナの行動に「これもやっぱり『マズいな』と思った」と明かしました。
これには黒田さんも「ええ!」とビックリ。
「もう新喜劇絶対できひん!吉本新喜劇はチビかアホかデブか。そんなの何にも言われへんやん!」と、お笑いの幅が急激に狭まっていることへ抗議の声を上げていました。
「嫌なら観なければいい」疑問の声続出も強まる規制
テレビ業界で広がる規制について議論を交わした2日の「NewsBAR橋下」。
その後、橋下徹氏は千葉・松戸で発生した女性Vチューバーへの抗議を例に挙げ、「嫌がる人の判断というのが難しい」と団体が抗議した背景に理解を示したことを明かしました。
しかしBPOの判断、Vチューバーへの抗議に対しネット上では、「もうずっと言われてることだけど『嫌なら観なければいい』」などと、放送業界の規制が強まっていることに対し多くの反発が。
ただそれでも規制締め付けは加速していると言います。
「お笑いコンビの見取り図がMCを担当する『東京スケッチ』。先日この番組の許可を取って女性宅に侵入するという企画が『犯罪を助長する』と大炎上、その後の放送が休止となりました。でも衝撃だったのがこれABEMAで放送されたネット配信番組なんですよ。ABEMAといえば地上波では放送できないような番組が放送できる、ある意味不可侵領域でしたからこれは衝撃でした」(芸能ライター)
地上波だけではなくネット配信番組にも波及しているという規制の波。
バラエティ番組という放送が消滅する日が訪れるのかもしれません。
(文:有馬翔平)