10月1日に開催される浅井企画主催の若手お笑いライブ「55NEXT」。
同ライブに出演をするマリオネットブラザーズの井上さんと肉汁さんのお2人に、お笑いを始めたきっかけや、コンビとしての将来像についてインタビューをし、お話を伺って参りました。
マリオネットブラザーズ肉汁、自身のネタをめぐり「何が面白いのか分かっていなかった」
ーーお笑いを始めたきっかけについて教えて下さい。
井上さん:僕は、小さい頃からずっと「M-1グランプリ」を毎年テレビにかじりついてみるような状態で。
当時流行っていた「爆笑レッドカーペット」とか、「エンタの神様」とかそこら辺のネタ番組も毎週必ず録画して見てて。
とにかくネタがものすごい好きで、そこから「M-1グランプリ」の舞台がめちゃくちゃかっこいいなって思って、憧れを子供の頃から抱いて、それで僕も「M-1の決勝の舞台立ちたい」なって思って始めました。
肉汁さん:僕は、中学2年生くらいの時に、ちょうどはんにゃさんさんとか、有吉弘行さんがブレイクしてた時期で、そこでやっぱりお2人みたいになりたいなと思って、芸人になりたいなって思いました。
ーー幼少期からお笑いを目指していた?
井上さん:お笑いは目指すっていうほど、明確にはやってなかったんですけど、学校の文化祭で漫才をやるみたいなのは、まだ、お遊びの範囲ですけどやってましたね。
肉汁さん:高校までは本当に何も意識してなくて、普通に生活してたっていう感じで、大学からお笑いサークルに入って、そこからお笑いやりだしたって感じですかね。
ーーコンビを結成した経緯についてお聞かせください
井上さん:中央大学で出会って、でもお笑いサークルがないんですよ、落語研究会しかなくて…。
基本的に落語研究会って落語をやる人がメインなんで、漫才とかコントで、外で活動するみたいな人は本当に有志というか、めちゃくちゃ少ないんですよ。
限られた人しかいなくて、その中で僕らも互いにやりたいのに、相方が見つからなくて余っちゃって。みんなコンビ組み終わってて、僕らだけ相手がいない状態で、「じゃあ、ここでやろうか」で始めたのが最初ですね。
ーー肉汁さんは最初から漫才をやりたくて?
肉汁さん:特に漫才とか、コントとか別にやりたいとか思ってなくて、特段落語もやりたい訳ではなくて。
バラエティ番組の方が好きだったので、お笑いっぽいことしたいなと思って…。
でも、落語研究会しかなくて、致し方なくというか、それで入ったという感じですね。
井上さん:他に本当になかったんで、僕ら2人とも落語研究会は消去法で入っているので。
ーーどちらから声をかけたんですか?
井上さん:僕の方から声をかけたんですけど、元々こいつは余り者じゃなかったんですよ。
他の同級生と組んでて、そこが解散していよいよこいつも余り者になっちゃったっていう状態で、声かけてもらったみたいな。
最初声かけた時は組んでて断られたんですけど…。
肉汁さん:4月くらいに、一番最初に会ったときにもう誘われたんですけど、まぁ先輩っていうのもありますし、何者かよく分からないから…。
尖ってたじゃないですけど、そんな「面白い」とは思ってなかったので、誘われたけど魅力的じゃなかったので、先輩ですけどお断りをしたって感じです。
井上さん:そもそも余るぐらいの人材なので…(笑)魅力はなかったんだと思います。
ーー浅井企画さんに入ったきっかけは?
井上さん:本当になんとなくですね。
最初は、マセキ芸能社行ってたんですよ。
噂ですけど、マセキ芸能社って3回以上オーディション落ちるともう一生入れないみたいなのがあって、僕らはマセキがダメで…。
なんで浅井にしたんだっけ?
肉汁さん:とりあえず、手当たり次第どっか受けてこうみたいな感じで、とりあえず浅井にしよう。ほんと、あいうえお順とかそんな感じです。
本当にどこでも良くて、事務所入りたいっていうのが強くて、まずとりあえずって感じで…。
井上さん:言っちゃダメだけどね(笑)でも、結果的に選んでよかったなって思ってます。
ーー養成所に入らなくても事務所に所属できるからでしょうか?
井上さん:あ〜それはありました!絶対養成所入りたくないんで。お金払いたくないんで。
肉汁さん:当時は本当に、お金払ってまでもそういう養成所とか通いたくなかったので…。
井上さん:僕がNSCに通ってたんですけど、プロになるって段階の時に、僕はプロになる気満々だったんですけど、相方は就職をするって言ってて。
じゃあ俺1人でNSC行こうって言って、色々理由があったんですけど、3ヶ月くらいでやめちゃって。
そこで学生時代に一緒にやってたから、「俺と一緒にプロやんない?」って言ったら、肉汁が「別にいいすけど、就職活動もやりながら、片手間やるくらいだったらいいっすよ」って言ってきて。
それでも就活が終わるまでの期間でなんとか、結果を残せば、ちょっと振り向いてくれるかなってやってたんですけど…。
こいつが就職活動めんどくさすぎて、何もやらなかったんですよ(笑)。
就活をほとんど何もやらない状態でオーディションとかネタ合わせバンバン顔出すみたいな。
ーー肉汁さんが就職活動をしなかった理由は?
肉汁さん:ぶっちゃけ言うと、ちゃんと芸人にはなりたかったんですけど、ただずっと相方が井上なのかなっていう思いはあって。
でも僕も、相方が他にいない。
ピンで行くのもちょっと厳しいなと思ってて、仕方なく誰もないからとりあえずここでやるかっていう感じですかね。
井上さん:一回ここで組んで、そしたら活動していくうちに、コネとかも作れるだろうと思って。
新しい相方が見つかったら切り捨てようみたいな感じだよね?
肉汁さん:まぁまぁ、そんな感じですね(笑)。
ーーネタはどちらが作っているんですか?
井上さん:2人で喋って出たものを…台本にしてるのは僕ですけど、基本、2人で話しながら作ったりしてますね。
ーー今の漫才スタイルを確立したのは?
井上さん:僕が、とくかく演技力が無さすぎて、演技が全く出来なかったんで、僕もコントで役をやるっていうのが、めちゃくちゃハードルが高くて、無理だなって思って、一人で暴れてもらおうっていう。
肉汁さん:僕は本当につい最近まで、何が面白いのか分かってないっていう感じですね。
なんでこんな奴がが面白いんだ?みたいな?
基本ずっと分かってなくて、ようやくいろんな先輩とか後輩とかに言われて「こう言うところ面白いんだ」みたいな。
ようやく実感してきたなって思います。
井上さん:今もこのスタイルに決めているわけでもなくて、最近2人でコントに入ったり、僕らのスタイルって決めてなくて、キャラクターはある程度固定しているんですけど、色々な事やってます。
パッケージ作らないで自由にやっている方が、色々武器が探せるかなって思います。
マリオネットブラザーズのプロフィール
名前(左):井上 大生(いのうえ だいき)
生年月日:1994年1月12日
血液型:O型
出身地:東京都福生市
趣味:ネタ番組、ネタへの追及、ネタの研究
名前(右):肉汁(にくじる)
生年月日:1995年2月2日
血液型:O型
出身地:茨城県水戸市
趣味:プヨプヨボール野球、シャドーピッチング、カラーバッドで素振り
お笑いコンビ・マリオネットブラザーズ。中央大学落語研究会の先輩・後輩の大学お笑い出身のコンビで、ボケの肉汁が1人でコントに入り、ツッコミの井上がコントに入らずにツッコミをするというスタイルの漫才を繰り広げる。
若手芸人界の中でも屈指の情熱でM-1グランプリと向き合うM-1戦士としても知られ、今後の活躍に注目が集まる。
▼ライブ告知
マリオットブラザーズ主催お笑いライブ「秋の漫才祭」
日時:10月22日(金)
会場:新宿バティオス
MC:Yes!アキト
チケット:通し券 4000円
1部:開場 17:45 開演 18:00 料金 2300円
2部:開場 19:30 開演 19:45 料金 2300円
⭐️パンプキンポテトフライ追加!⭐️
⭐️チケットキャンセルでました!⭐️10月22日(金)
「秋の漫才祭」会場 新宿バティオス
MC Yes!アキト
通し券 4000円1部
開場 17:45
開演 18:00
料金 2300円2部
開場 19:30
開演 19:45
料金 2300円ご予約はこちら↓↓https://t.co/MQOzfbLWG7 pic.twitter.com/iYMhPGQUK4
— 10月22日(金)「秋の漫才祭」 (@gobentatsu) September 26, 2021
55NEXTライブ詳細
マリオネットブラザーズのお2人も出演をする浅井企画の若手ライブ「55NEXT」。
毎月、55・54・53のという3段階に分かれたライブを開催しており、お客さんの投票によって昇格や降格が決定します。
日時:2021年10月1日(金)開場19:20 開演19:30 (~21:00頃終演予定)
会場:バティオス with 藤崎翔(新宿区歌舞伎町2-45-4)
出演:ラヴィンラフィン/ミリオンダラーベイベー/ぬえ/オテンキ/マリオネットブラザーズ/リクロジー/アモーン/でっかい!くぼた/ジャイアントジャイアン/上木恋愛研究所/元祖いちごちゃん/インデペンデンスデイ/ニュークレープ/ドドん
ゲスト:忘れる。(フリー)
チケット:会場観覧チケット 前売1,500円/当日1,600円(整理番号付き・全席自由)
イベントの詳しい情報や、ご来場の際の注意事項などに関しては下記の浅井企画のホームページをご覧ください。
浅井企画:http://asaikikaku.co.jp/news/live/9555.html
(文・取材:Quick Timez編集部)
(写真:RYOSUKE MAEJIMA)