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昨年のM-1ファイナリストであるお笑いコンビ「見取り図」の関東初冠番組である「東京スケッチ」(AbemaTV)。
今月から放送が開始されその3回目となった22日の放送が現在、ネット上で批判が殺到する炎上事態となっています。
『東京スケッチ』、犯罪スレスレの企画に見取り図の2人も心配
お笑いコンビ「見取り図」の関東地区で初めて冠番組となった「東京スケッチ」(AbemaTV)が22日、第3回目となる放送が配信されました。
これまで放送された2回のロケバスで東京のディープな街を見て回るという企画から一転、この日の企画は東京で働く女性の部屋をのぞくという「留守宅探訪」というもの。
すると、放送開始から「留守宅探訪…留守宅探訪…ってなに?」と企画の内容に戸惑う盛山晋太郎さん。
「いいんですか?もう犯罪番組ですやん」とスタッフを問い詰めると、相方のリリーさんも「ギリギリな。大丈夫ですか?」と心配そうな表情。
そして、スタッフから許可を取った上で鍵も預かっていると家の鍵が差し出されると「うわあリアル。鍵リアル」と、2人は苦笑を浮かべました。
「ほんとありがとうございます」と戸惑いつつもロケに臨んだ盛山さんとリリーさん。
しかし、ロケでは意外と乗り気で盛山さんは部屋の匂いをかぐところからスタート。
また、リリーさんは盛山さんに「なおせ」と言われつつも、洗濯機に入った洗濯物から発見した下着をポケットの中に忍ばせたままロケを続行することに。
卒業アルバムや友人からの寄せ書きなどを、企画の趣旨通り物色した挙句、最後は「多大な失礼ご迷惑、大変申し訳ございませんでした」とカメラに向かって謝罪しロケを終えていました。
「通報しました」盛山のSNSが大炎上
女性の自宅に許可を取って探訪するという企画を放送した22日の「東京スケッチ」。
放送中、視聴者からは「今回のすごい笑った!」、「見取り図やべえw」など好意的なコメントが寄せられていましたがしかし、次第に内容を批判する声が目立ってきたのだとか。
「放送が終わると段々、内容に眉をひそめるものが増えていきました。下着というデリケートなものを物色することに『気持ち悪い』といったものの他、特に目立ったのは『犯罪行為を助長させる』という指摘。今回の放送をマネして女性宅に侵入することを心配した視聴者が現れはじめたのです」(テレビウォッチャー)
次第に批判が増えていったという「東京スケッチ」。
そして、その視聴者の怒りの矛先は盛山晋太郎さんのSNSへと向かうこととなり、盛山さんの「ほぼ空き巣企画です」という番組告知のツイートに、
《通報しました。自宅に侵入されて怖い思いをした女性がどれだけ多いのか、知らないでしょう?》
《犯罪行為を面白く消費するクソ。本当ムカツク》
《もう犯罪だし、犯罪を助長させてるしで全部笑えない》
などと、辛らつな声が殺到する事態に。
「番組が犯罪を助長する」…似たような騒動は過去にもあったのだとか。
「2016年、アパレル小売企業のテレビCMだったと思います。そのCMはBGMに尾崎豊さんの『15の夜』を用いたのですが、あの有名な『盗んだバイクで~』という部分に批判殺到、BPO宛てに『犯罪行為を助長させる』と今回同様の意見が殺到したことがありました」(芸能ライター)
では、そのCMを放送したことで犯罪件数が増加したという事実はあったのでしょうか。
「いいえ。結果的に犯罪件数が増えたという事実はありませんでした。警視庁が令和元年に発表した少年犯罪の概況を見ましたが、平成22年に700件あったオートバイの窃盗事件は令和元年には70件。およそ10分の1まで減っていましたから。ただね、女性宅へ侵入して性犯罪は多発してますし、今年は女子大生の殺人事件もありました。だからそういうことを彷彿とさせた視聴者もいたんだろうなと」(前同)
先日、バラエティ番組で体を痛めつけることがBPOから問題視され、物議をかもす出来事がありました。
映像番組制作が難しい時代に突入していることだけは間違いありません。
(文:有馬翔平)