文:有馬翔平

カンニング竹山「良い気持ちじゃない人もいる」テレビが『ワクチン差別』を生む可能性を危惧

カンニング 竹山隆範
画像:時事

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新型コロナワクチンの接種率がアメリカを超えたことで、行動制限の緩和について専門家を招き議論が交わされた20日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

すると制限緩和に対し、MCであるカンニング・竹山隆範さんがある心配を吐露しました。

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カンニング竹山、テレビのワクチン差別助長に「良い気持ちじゃない人もいる」

20日、新型コロナワクチンの接種が進んだことで議論される行動制限の緩和について特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

このテーマに、MCであるカンニング・竹山隆範さんが「差別」が生じることを案じるシーンがありました。

この日、「調べてみるとイギリスなんかは一旦待ったになっているわけですよね」と他国のワクチンパスポート事情を切り出した竹山さん。

その上で「国家が決めるというのは相当なことなんだな」と不安を吐露しましたが、放送内ではワクチンパスポートに代わる「ワクチン・検査パッケージ」というものの説明が。

この「ワクチン・検査パッケージ」とは、ワクチンを打ったという証明あるいは、陰性証明を持っていれば行動の制限を緩和するという代物で、打たない選択をしても受けることのできる代替案なのだそう。

ただこれでも竹山さんの不安は払しょくすることは適わず、続けて竹山さんは「ワクチンで分断が始まりつつあるなと思ったら怖いと思って」とコメント。

「それでテレビなんかをよく見てると、気軽に『ワクチン打ちました?』みたいな質問がテレビ上でやる時があるんです」と、テレビ収録の現場でワクチンの話題が上がることを明かしました。

その上で、竹山さんは「『打ったよ打ったよ』って演者も言ってるんですけど、それ何気にワクチン打ってない人がテレビ観ていたらなんか…あまり良い気持ちじゃない人もいるだろうなみたいな」と、ワクチンの話題そのものが「差別」を助長していることを危惧したのでした。

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テレビが生む『ワクチン差別』の可能性に意見続々

テレビ番組がワクチンによる分断を加速させている可能性を危惧した竹山隆範さん。

その後、「そうすると、あまりそういうことを聞かない方がいいなみたいな時がある。今当たり前のように聞いたりもするから」と述べた一方、「でもその辺を考えなきゃいけないのもイヤだなって思うこともあるし…」と複雑な状況に頭を抱えていました。

しかし、テレビよるワクチン差別の助長という部分に視聴者が反応。

《この間テレビで『なんで打たないの?』って迫ってた人いたけど、気分悪かったよね》

《これ竹山の言う通りだと思う》

《日本は同調圧力が大好きだからな。竹山のコメントは的を射てるよ。打った、打ってないと聞くことに吐き気がする》

などと、竹山さんの不安に共感を示すコメントが相次いだのでした。

日本国内では努力義務とされている新型コロナワクチン。

しかし「会社でイヤな顔をされた」、「学校でワクチン未接種ということ言いふらされた」など竹山さんの危惧したことと類似したワクチン差別がすでに全国各地で発生しているう様子。

ワクチン差別を食い止めるためにもワクチンの個人情報をテレビ上で公開することは、避けるべきなのかもしれません。

(文:有馬翔平)