文:有馬翔平

加藤浩次、「親ガチャ失敗」と書き込む若者へ熱いメッセージ「失敗で終わりなの?」

加藤浩次
画像:時事通信フォト

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16日、現在著名人の間でも議論が交わされている「親ガチャ」を特集した「スッキリ」(日本テレビ系)。

SNSでも賛否両論巻き起こるこの言葉に、MC加藤浩次さんが持論を述べました。

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加藤浩次、『親ガチャ』論争指摘「ガチャに対しての耐性の違いというのも」

16日、現在SNS等で議論が交わされている「親ガチャ」という言葉について特集を組んだ「スッキリ」(日本テレビ系)。

著名人も注目するこの若者言葉に、MC加藤浩次さんが持論を述べました。

若者を中心に両親を罵る言葉として使用される「親ガチャ」。

この日、その若者と同世代のタレント・みちょぱさんが「今までは思っていたけどそういう言葉がなかっただけで」とした上で、「『親ウザイ』という言葉が『親ガチャ』という言葉に替わった」とコメントしました。

すると、このみちょぱさんの言葉に「あのねみちょぱね、昔から『子供は親を選べない』という言葉もずっとあるのよ」と加藤さん。

ただ、「『子供は親を選べない』という言葉の中には、親はだからこそ愛情を注いで子供を育てますよ。そして子供側は選べないから、お父さんお母さんを大事にするんだよという意味が含まれていたんですよ」と内容が「親ガチャ」とは異なるとコメントしました。

その上で、「ただ『親ガチャ』という言葉になると高齢の方には『そんな簡単に捉えるの?』って意見」と世代によって認識が異なること、「若者はスマホのゲームでバンバンガチャやるわけですから、ガチャに対しての耐性の違いというのもある」と「親ガチャ」という言葉の中にも重いもの、軽いものがあると指摘しました。

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「すごくいい」加藤の若者へのメッセージが反響を呼ぶ

「親ガチャ」が話題になっていることに、世代の認識を指摘した加藤浩次さん。

しかし自身については「いいなと思ったこと、僕なんかはあるねいっぱい」とした上で、「今の言葉で合わせると、『親ガチャ失敗』ってたぶんなるんだろうな」と、若者へ共感。

ただ「僕が10代だったら使う」とした一方で、「次に頑張れるか、そこで受け入れてどうするか。虐待とかは社会で考えるべき問題。そこは切り分けなきゃいけないとは思うんだけど」と、「親ガチャ失敗」したその後が大事と主張しました。

すると視聴者からは、

《加藤さんの言葉、すごくいい。心にしみた》

《どの家庭に生まれたって少なからず不満があるからね》

《恵まれない家庭だけど成功してる人もいるからな。結局は自分次第ってことなんだよ》

などと、称賛の声が。

その後、モーリー・ロバートソン氏のコメントを引用し、「上(富裕層)にいる人たちが謙虚にならないといけないというのはそう思う」と頷いた加藤さん。

「下(貧困層)の人たちもただただ上の人たちを攻撃するだけでは分断を生んでしまう」、「分断を生まない形をお互い考えていくというか、政治のバランスになってくるとは思うんですけどね。大事なような気がします」と述べ、「親ガチャ」論争解決の糸口を模索していました。

(文:有馬翔平)