画像:時事通信フォト
新型コロナウィルスが猛威を振るっている裏で、急拡大するフードデリバリーの各種サービス。
しかしその一方で、「料理は手料理に限る」という手料理派と意見が衝突していることを8日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)が特集しました。
すると、フリーアナウンサー・宇垣美里アナが外野の声に苛立ちをあらわにするシーンが。
宇垣美里アナ、手作り料理派の声に「手作りの料理はもはや趣味」
8日、コロナ禍で脚光を浴びているフードデリバリーサービスで「手料理すべき」との批判が巻き起こっていることを伝えた「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
意見が衝突している料理について、MC宇垣美里アナウンサーが持論を述べました。
フードデリバリーサービスの拡充で外食で済ます割合が増加していることに対し、「手料理すべき」と衝突する批判の声。
これに、宇垣アナは「私自身、自分で料理を作ることが好きなので」、「だけど全然、宅配のそういうものも使います」と前置き。
そして「私、手作りの料理はもはや趣味に近いと思っていて、すごく初期費用もかかりますしちょっと贅沢な部分もあるとは思います」と趣味と主張したのでした。
一方、手料理に対しても「もちろんそれで、楽になる部分がある、幸せになる部分があるなら全然いいなと思います」と述べた宇垣アナ。
「今日はおうちに帰ったらローストビーフを食べます。仕込んできました!」と自身のディナーを明かした上で、「でもそれは好きだからです。食べることが好きだからしてるだけであって、全然人が絶対しなきゃいけないことじゃない」とも。
ただ、「肉食なんですね」とツッコまれると「お肉が安かったんです!」と苦笑を浮かべていました。
「外野の声がうるさい」手料理派に苛立ちあらわ
料理は「趣味」と主張し、外食派の声も手料理派の声にも理解を示した宇垣美里アナウンサー。
しかしネット上で外食するグループに対し、「栄養が偏る」、「愛情のこもった手料理が一番」などと批判が渦巻いていることに対しては「本当につくづく外野の声がうるさいなと思います」とピシャリ。
さらに「食べたい人は作ればいいし、出来合いのものが食べたい人はそれでいいじゃんって。それだけの話だと思うんですけど。別にどっちでも良くないですか?」と述べると、「それを結局、言ってくる人が一番のガンだなって思います」と苛立ちをあらわにしました。
すると、この宇垣アナの苛立ちに視聴者も共感。
《私もそうだと思う。他人の家庭の料理事情に首突っ込むって余計なお世話じゃない?》
《時代も進んだんだし、色んな料理があってもいいと思うの》
《宇垣さんの言う通りで、あーだこーだ言ってくる人が時代遅れ》
などと、宇垣アナのコメントを支持する声が。
ではなぜ、宇垣アナが「一番のガン」と指摘した批判の声が生まれてしまうのでしょうか。
「手料理至上主義とも言える声が誕生した背景にはもちろん昭和以前ながらの家父長制の影響もあると思います。しかしそれと共に、主婦同士の同調圧力もあるのだと思います。昨年とられたアンケートでは『毎日料理しなければならない』という質問におよそ7割が『そうだと思う』と回答。そのような意識が他家庭への向けられているのだと考えられているのです」(ライター)
料理事情の進化とともに衝突する外食派、手料理派の意見。
しかし宇垣アナの言葉通り、料理を趣味と捉えるならば料理の手段に貴賤をつける行為自体ナンセンスなのかもしれません。
(文:有馬翔平)