画像:時事通信フォト
17日に放送された「マツコの知らない世界」(TBS系列)。
「怪談の世界」企画が放送されました。
35年間怪談を収集している手相占い芸人の島田秀平さんと、怪談ユーチューバーでオカルト界のプリンスとの異名を持つ早瀬康広さんが出演。
島田さんは、近年、怪談話しがテレビで放送されなくなったのは「怪談コンプライアンスのため」と発言し、視聴者が驚愕しました。
一体、どのような放送内容だったのでしょうか。
怪談で熱い夏を冷やすのはもはやコンプラ違反?
17日に放送された「マツコの知らない世界」(TBS系列)。
「怪談の世界」企画が放送されました。
35年間怪談を収集している手相占い芸人の島田秀平さんと、放送作家で怪談ユーチューバーの早瀬康広さんの2人が登場。
MCのマツコ・デラックスさんから「近ごろ、怪談話がテレビで放送されなくなったのはなぜ?」と問われると、島田さんは「怪談コンプライアンスのため」と、想像の斜め上をいく返答をします。
島田さんは続けて「オファーは頂くんですが、打ち合わせの時点でそれ怖すぎるからダメ(放送できない)」と企画段階でお蔵入りする事が増えてきたと返答。
その他にも「具体的な地名が出るとその土地に住んでいる人からの苦情が殺到するなど」怪談企画が放送されない裏事情に、マツコさんも絶句。
視聴者からは
《怪談怖すぎるとコンプラ違反って…もうそっちの方が怪談だわ》
《コンプラで怖い怪談はダメって…》
《怪談や心霊でもコンプライアンスがあるのか…どんどんジャンルが規制されていくな…》
《怪談と法令遵守の関係がいまいちピンとこない》
など、怪談話にまでコンプライアンスが及んでいる事に納得いかない視聴者からの書き込みが相次いで寄せられました。
怪談話はエンタメとして昇華する?
怖すぎると怪談として放送できない、でも怖くなければ怪談ではない、企画が始まった冒頭に大きな矛盾を知ってしまったマツコさん。
今回は何を放送すればいいのかと詰め寄りますが、島田さんは「ちょうどいい怪談を用意してきました」と自信満々。
番組では時代とともに変貌を遂げてきた怪談話は、あくまでエンタメであると熱弁します。
話術だけで相手の想像を膨らませて怖がらせるという、実にクリエイティブなものであると、平安時代にまで遡り、当時の怪談事情から現代の怪談事情までどのような変貌を遂げたのかを話します。
そのうち、「稲川淳二さん」「こっくりさん」「口避け女」など馴染みのあるキーワードが出てきて、スタジオは大盛り上がり。
時代は変わりネット全盛となったことを逆手にとり、今ではYouTubeに新たな語り手が台頭している事を紹介するゲストら。
番組最後には、ゲストとマツコさんがとっておきの怪談話をし、少し肝が冷えますが、それでもコンプライアンスの通り、社会的規範などから逸脱しない程度の怪談話に留まり、それがまた違う意味でゾクリとなった放送回となりました。
(文:Quick Timez編集部)