画像:時事
今月8日、TBS系の『サンデーモーニング』内の発言で批判を浴びた張本勲さん。
その後、局とともに謝罪文を公表するも批判の声が収まらないことについて12日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)が特集、MCであるEXIT・兼近大樹さんが持論を述べました。
「人間ができている」と反響相次いだ、兼近さんの発言とは一体?
EXIT兼近、張本勲の女性蔑視発言をバッサリ「わかり合うことはできない」
12日、女性差別と批判が相次いでいる張本勲さんの発言を取り上げた「ABEMA Prime」(AbemaTV)で、EXIT・兼近大樹さんが件の発言に対し持論を述べました。
全国で巻き起こった批判のきっかけは今月8日、「サンデーモーニング」内で張本さんが「女性でも殴り合いが好きなんだ」、「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って」と東京オリンピックの女子ボクシングで金メダルを獲得した入江聖奈選手へ向けてコメントしたこと。
この発言が、女性蔑視と物議をかもしていることについて、兼近さんは「こういう世代の方々からしたら、こういう意見は当たり前というか、そうなってると僕も感じるんですけど」と開口一番にバッサリ。
さらに、ボクシングが好きという兼近さんは「彼女の頑張りを見て、泣きそうになった」と入江選手の健闘を称えると「ボクシング自体も軽視したような発言ですよね」と、女性蔑視であると同時にボクシング蔑視でもあることを指摘したのでした。
また、「張本さんの世代って、これが当たり前じゃないですか」と張本さんだけの問題ではなく世代全体の問題と口にした兼近さん。
「僕にできることは下の世代とかに対して、『あれってすごい間違えてるよね』と教えていくことしかできない」と自身らの世代にできることを挙げました。
その後、「上の世代にはやっぱり、わかり合うことはたぶんできない」と融和は不可能とした兼近さん。
ただ、「理解しようとする気持ちが大事なのかなって感じはしますね」と上の世代との一方的な理解が必要と述べていました。
「人間ができている」兼近の持論に拍手喝采
張本勲さんのコメントについて、「わかり合うことはできない」とした一方、「理解しようとする気持ちが大事」とコメントした兼近大樹さん。
この発言には放送直後から視聴者の反応が相次ぎ、
《めちゃくちゃその通りで草。どうせ上の世代は何言っても聞かないんだから、だったら下の世代に同じことをしないようにしていくしかねーわな》
《兼近さんの方がよっぽど人間出来てる。》
《とても共感できるコメント。あの世代は何言っても聞かないし、自分のこと正しいと思ってる手に負えない世代》
などと、多くの共感を呼びました。
さらに、兼近さんのコメントを裏付けるような出来事が。
「問題発言から1週間経過した15日の放送。同番組は件の騒動について張本氏が登場するスポーツコーナーで謝罪の場を設けました。しかしはじめに謝罪したのは唐橋ユミアナ。肝心の張本氏は唐橋アナの謝罪の後に『今回は言い方を間違えて反省しています。以後気をつけます』と述べたのみ。この流れに視聴者からは『反省してない』と批判が再燃…というより火に油を注いだ結果になっています」(芸能ライター)
謝罪後も批判の声がやむことはない張本さんの発言。
兼近さんのコメント通りわかり合うのではなく、理解しようとする一種の諦めが若年層には求められているのかもしれません。
(文:有馬翔平)