画像:時事
名古屋市の河村たかし市長が、ソフトボールの後藤希友(みう)選手の金メダルをかじった問題で、アスリートたちから次々と非難の声が上がっています。
この一連の出来事を受け、ロンドン五輪でバドミントン女子銀メダリストの藤井瑞希さんがTwitterを更新。
藤井さんご自身も同じ経験があるとして、今後こういった事がないよう願う投稿をしました。
今回の件での一般市民の反応、アスリートたちの感情はどのようなものでしょうか。
名古屋・河村たかし市長、金メダルをかじりスポーツ界からも非難殺到
名古屋市の河村たかし市長が、ソフトボールの後藤希友(みう)選手の金メダルをかじった問題で、アスリートたちから次々と非難の声が上がっています。
後藤選手は名古屋市出身。
今回のメダル獲得に伴い名古屋市の河村市長を訪問し、オリンピックでの金メダル獲得を報告しました。
後藤選手から金メダルを首にかけてもらった河村市長は、突然メダルをかじるなどして周囲はどよめき、慌てふためいた空気に。
この一瞬とはいえ不祥事ともいえる出来事に、ロンドン五輪でバドミントン女子銀メダリストの藤井瑞希さんがTwitterを更新し「私もある…涙でかけた」と、過去に体験した同様の出来事を暴露し、同情を寄せる投稿をしました。
藤井さんは続けて「口いっぱいにメダル入れられた、、 たぶんボケかましてきたんだと思うけど、本当泣きそうなった。」と、河村市長にされたわけではないことを伝えつつも、ショッキングだった出来事を振り返りました。
ネット上では、突如として金メダルをかじった河村市長に対して
《俺が同じ立場なら泣く》
《今年になって最も気持ち悪い出来事》
《非常識にも程がある、他人の物それもその人の人生が詰まった金メダル》
《努力の結晶を何だと思ってるの》
《ひどいね。全然面白くないし、メダルを軽く見られてるようにしか思えないよね》
など批判殺到となり炎上しました。
メダルは人生を賭して掴んだもの!軽率な扱いは断固NG
今回、金メダルに噛みつき批判殺到となった河村市長ですが、「かじる行為は最大の愛情表現だった。(中略)迷惑をかけたのならばごめんなさい」と弁明をしましたが、SNSでは河村市長を揶揄する書き込みが後を立ちません。
単語や文中の文字を入れ替えて、全く別の意味にさせる言葉遊び「アナグラム」を同市長の名前で行い、『ワタシカムカラ』や『カシタラカムワ』などとして、「金メダル」ももはや「菌メダル」呼ばわり。
批判は鳴り止む事なく、今も続いています。
藤井さんは自身のTwitterで、メダルに噛み付いたのは河村市長ではないことを明かしつつも、噛まれたメダルは念入りに消毒するなどショッキングな出来事だったようです。
自身のメダルを噛んだ人物についての言及は特になく分かりませんでしたが、「たぶんボケをかましてきたと思う」と書かれていることから、メディア向けのサービス精神を考えた、浅はかで軽率な行いである事が伺えます。
藤井さんはハッシュタグに「選手にリスペクトを」と綴っており、今後、同じ事がないように呼びかけました。
この書き込みに同調するアスリートが多数続いたことから、我がこととして考えた時に自身の努力を踏みにじられたと感じる人が次々とコメントを寄せるなど大きな反響が。
感染対策以前に、人としての在り方を追及された河村市長。
藤井さんのTwitterのハッシュタグにあったように、人生をかけて競技に取り組んでいるアスリートへの尊敬の念はいつでも持つのが大切ではないでしょうか。
(Quick Timez編集部)
先にお伝えしておきます。
私がメダルを同じように扱われたのは別の人です。
しかも私の場合は10年近く前の話。
その瞬間はショックだったけどしっかり消毒して、たくさんの人に触ってもらってたくさんの笑顔が見れたので、忘れてました。
今後このようなことがありませんように。#選手にリスペクトを— 藤井 瑞希/Fujii Mizuki (@mizuking0805) August 4, 2021