画像:時事通信フォト
2日に放送された「教えてもらう前と後」(TBS系列)に出演をした滝川クリステルさん。
お笑い芸人・コウメ太夫のモノマネを披露したのですが、その姿に視聴者から批判が殺到しています。
滝川クリステル、中途半端なモノマネで視聴者絶句「放送事故でしょ」
2日に放送された「教えてもらう前と後」(TBS系列)。
MCとして出演をした滝川クリステルさんですが、お笑い芸人・コウメ太夫さんのモノマネを披露して批判が殺到しています。
この日の放送では、「歌うま芸人No.1」と題して、芸能界で歌が上手い芸人を音楽のプロが選び、ベスト10形式で発表するという内容が放送されました。
名だたる芸人がランクインをする中、見事に2位にランクインをしたのがお笑い芸人「パーパー」のほしのディスコさん。
ほしのさんは、ハイトーンボイスとして知られており、この日はYOASOBIの「夜に駆ける」を熱唱。
澄み切った歌声と、男性とは思えないクリアなハイトーンボイスに、スタジオはおろか審査員まで感嘆していた様子でした。
スタジオではこれを受け、「喉仏が出ている、出ていないで高音の出し方が変わってくる」という説明があり、音楽のプロより「練習すれば高い声が出せるようになる」とアドバイスが送られます。
プロボイストレーナーの今井マサキさんが「高音トレーニング法」を解説していたのですが、そこに登場したのが、コウメ太夫さんの「チックショー」などのモノマネをするという練習法。
コウメさんのモノマネによって、声帯を引っ張る強い力に加えて息づかいなどがトレーニングできるということで、ハイトーンを瞬発的に鳴らす訓練に最適なのだとか。
コウメさんのモノマネを得意とする藤本敏史(FUJIWARA)さんが、スタジオにいたメンバーにレクチャーをしていきましたが、得意の無茶振りでみちょぱさんがネタを完コピするハメに。
みちょぱさんは「何で〜?」と言いながらも全力でネタをやり切り、スタジオが笑顔に包まれる中、「次は、滝川さんかな?」と、またしても無茶振りを続ける藤本さん。
「丸だと思ったら三角でした」というネタだったのですが、滝川さんは「チックショー」と最後までやり切ることはなく、「ねぇ、なんか空気おかしくない?」と逃げ、ことなきを得ていました。
ネタ中も所々笑いながらやっていただけに、視聴者は共感性羞恥が発動してしまったようで、
《滝川クリステルみたいに、コウメ太夫のネタやるの恥ずかしい恥ずかしいって言った後に仕方なくやった上に、それがド下手だと周りの空気変になるんだよな》
《ド下手でも、思い切ってやれば誰かがツッコむから笑いになるんだけど、一番中途半端な最悪の例すぎて、共感性羞恥で見てられなかった》
《滝川クリステルにコウメ太夫をやらせて、放送事故やん》
《滝川クリステルちゃんとやらんの無理》
《みちょぱやり切ったな。それに比べて滝川クリステルはだめよ》
などといった意見が寄せられていました。
みちょぱさんが全力でネタをやりきったことで、中途半端にネタをやった滝川さんが余計に目立ってしまう形となってしまったようです。
滝クリに寄せられた、共感性羞恥とは?
共感性羞恥とは、テレビドラマやバラエティ番組での恥ずかしいシーンや、他人のミスを目の当たりにした際、あたかも自分のことのように感じてしまう感情を指す言葉です。
デビューしたての女性アイドルグループが、特技と称してモノマネなどを披露した場合に感じることが多いのも特徴。
昨年11月に放送された「しゃべくり007」(日本テレビ系列)に出演したNiziUですが、披露したモノマネなどがあまりにもクオリティが低く、ファンですら「共感性羞恥で見てられない」と書き込むほどでした。
今回の滝川さんに関してですが、映像を見る限りやはり全力でトライしていないことと、自身も恥ずかしそうに笑いを堪えながらやっている仕草が、共感性羞恥を生んだ最大の原因なのではないかと考えられます。
同じくコウメ太夫さんのネタを披露したみちょぱさんですが、全力でやりきっているために笑いに昇華されており、「共感性羞恥を感じた」という意見は一切見受けられませんでした。
バラエティ番組のMCをしている以上、こうした無茶振りにも全力で対応する能力も必要となってくるのではないでしょうか?
(文:服部慎一)