画像:時事
7月27日放送の「東京オリンピック女子サッカー」(NHKテレビ系)。
この日は準々決勝チームを決める第三試合が開催され、なでしこジャパンこと日本チームとチリチームが対戦。
見事に勝利した日本チームでしたが、チリチームがゴールしたかのように見えたシーンがノーゴールとなる”疑惑のゴール”シーンがあり、判定シーンなどもカットされていたことから視聴者が困惑する事態となっているようです。
どのような内容だったのでしょうか。
”疑惑のゴール判定” なでしこジャパン、チリ戦のゴールシーンが視聴者の間で物議
7月27日放送の「東京オリンピック女子サッカー」(NHKテレビ系)。
この日は準々決勝チームを決める第三試合が開催され、なでしこジャパンこと日本代表とチリ代表が対戦。
1-0で見事に日本チームが勝利し、準々決勝への切符を手に入れるなど、日本にとっては嬉しい結果となりました。
しかし、試合中のあるシーンが視聴者の間で物議を醸しています。
それが0-0の後半戦でのチリ代表がシュートしたゴールシーン。
ボールはクロスバーを直撃し、ゴールライン上で落下したものをゴールキーパーである山下杏也加選手が防いで、ノーゴールという判定となりました。
しかし、映像ではゴールネットが揺れているようにも見え、ボールがゴールラインを超えたかどうか際どいものに。
判定が難しい際に使われるVAR(ビデオアシスタントレフリー)の使用もなく、そのままノーゴールとして扱われたために、そのシーンが気になってしまった視聴者が多いようで
《なんであれ放置するん?VARやらないの?》
《際どい判定だった。これこそちゃんとVARで確認すべき。》
《チリのゴール疑惑、なんでVAR判定しなかったのかね。 見ている人が納得できるための装置であれば、ジェスチャーでも良いので試合を止めるべきでしょうよ。》
《あそこでVARを行わないなら、このシステム要らなくねって思った》
など、勝利した日本国内の視聴者からも困惑の声が上がっています。
チリの視聴者からは怒りの声も? VARではなくGLTの必要性を問う声も
この日、見事に日本が勝利となったものの、”疑惑のゴール判定”があったことから視聴者から物議が上がっている「東京オリンピック女子サッカー」。
対戦国であるチリの視聴者からは、「主審とVARによって地元へ有利に判定された」「ゴールだったはず」など、怒りの声が上がっているようです。
そもそもVAR(ビデオアシスタントレフリー)とは、主審が下した判定を、ビデオ映像によって担当者が改めて確認するシステムを示し、今回の試合でもVAR判定はされていたと考えられます。
しかし、結局はビデオ映像を人間の目で確認するものであるため、「日本びいき」とチリの視聴者が感じる結果となってしまったようです。
一方、視聴者の中には
《チリのゴール未遂シーン、GLTがあったらどうだったのかな》
《VARだけでは分かりづらいからGLTもあればよかったですね。》
と、GLT判定を望む声も見られました。
GLT(ゴールラインテクノロジー)とは、センサーやカメラでの計測によりボールがゴールマウスラインを完全に越えたかどうかを正確に計測するシステム。
人間が目視でチェックする判定よりも正確性が上がるため、欧州などではGLTを完全導入している一方、日本国内は費用面の問題から導入が進んでおらず、今回の東京オリンピックでもVAR判定のみの実施となってしまったようです。
今回の試合を機に、日本国内のサッカー判定システムも見直す必要があるのかもしれませんね。
(文:Quick Timez編集部)