画像:時事
昨日訃報が伝えられた、「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中の人気コミックス「ベルセルク」の作者・三浦健太郎さん。
およそ30年も連載が続いていた同作のファンから訃報に驚きの声が上がりましたが、21日の「めざまし8」(フジテレビ系)がこの訃報を伝えると出演者がコメントを述べました。
すると、メイプル超合金・カズレーザーさんが口にしたある言葉が反響を呼ぶことに。
カズレーザー、急死の三浦健太郎さんへコメント「本当に感謝しかない」
昨日、訃報が伝えられた人気コミックス「ベルセルク」の作者・三浦健太郎さんを取り上げた「めざまし8」(フジテレビ系)で、メイプル超合金・カズレーザーさんが同作品が未完になることに「残念」という声が上がっているのに対し持論を述べました。
今月6日に大動脈解離を発症し急死したことが明らかになった三浦さん。
90年代から「ベルセルク」をコミック誌「ヤングアニマル」でおよそ30年にわたって連載し、同作品はアニメーションとして放送されるなど国内外で多くのファンがいました。
しかし、突然の訃報にファンは驚愕。
「めざまし8」では未完となってしまったことに「残念」というファンのインタビュー映像のほか、コメンテーターとして出演しているflumpool・山村隆太さんも「三浦先生の無念を思うと心苦しいし、ファンとしては本当に残念です」とコメントを述べました。
すると、「残念」という声が上がっている中で水を向けられたカズレーザーさんは「我々読者も影響を受けているとは思うのですが、それ以上に現役の漫画家さんへの影響が半端じゃないと思うんですよね」と、漫画界の動揺を指摘。
そして「未完で終わってしまうのは非常に残念」としつつも、「でも、一瞬一瞬を我々は夢中にさせてもらったので、まだまだ連載中の漫画はたくさんありますけど正直、完結していただなくてもいいので、本当に感謝しかないですよね」と三浦さんだけではなく、今を盛り上げている全ての漫画家に向けて感謝の言葉を口にしたのでした。
『残念』ではなく『ありがとう』に反響
人気コミックスの原作者・三浦健太郎さんの訃報について、「感謝しかない」とコメントしたカズレーザーさん。
すると、作品が未完で終わることよりも感謝を優先したカズレーザーさんのコメントに視聴者が反応。
「三浦健太郎先生へ『(ベルセルクが)完結しなくても感謝しかない』って言うカズレーザーさんのコメントに漫画愛を感じるわ」
「カズレーザーのコメントを聞いてハッとした。三浦先生への感謝だな。」
「カズレーザーさんのおっしゃる通り、楽しく読めていることにより一層感謝したいなと思いました」
などと、感謝を全面に押し出したコメントに賛辞が相次ぎました。
昨日、三浦さんの訃報が伝えられるとSNSでも大きな話題となった「未完」というワード。
しかしカズレーザーさんのコメント通り、未完で終わったことを残念がるよりも今までコミックスを読んで高揚した当時の気持ちを大切にするべきなのでしょう。
(文:有馬翔平)