(写真:Quick Timez編集部)
14日、都内で行われた「コンテンツ東京2021」の特別講演のセミナーに登壇したキングコング・西野亮廣さん。
多様化するメディアにおけるコンテンツづくりに関し持論を展開しました。
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西野亮廣、「コンテンツ東京2021」のセミナーで熱弁
14日、都内で行われた「コンテンツ東京2021」の特別講演のセミナーに登壇したキングコング・西野亮廣さん。
「メディア多様化時代のコンテンツづくり」との講演タイトルで、放送作家の鈴木おさむさんとWEBメディア「新R25」の編集長・渡辺将基さんと共に、トークセッションを繰り広げました。
同催事は、14日〜16日に東京ビッグサイトで行われているコンテンツ制作、権利、マーケティング、ブランディング、最先端デジタルテクノロジーなど、コンテンツビジネスに関するあらゆるサービス・製品が出展する日本最大のコンテンツビジネス総合展で、今年は550社ほどが出展。
そこで併催されるセミナーでは「メディア多様化時代のコンテンツづくり、 コロナ禍でのエンタメなど全18講演開催!」と題し、全18公演が行われました。
この日は、YouTubeや様々な動画配信サービスの普及により劇的に変化した昨今のメディア多様化時代において、どのようにコンテンツを発信していくのかをテーマに3人が熱いトークを展開。
西野さんはお笑いコンビ・キングコングという芸人として活動する傍ら、日本国内最大の会員数を誇るオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」での活動や大ヒット絵本「えんとつ町のプペル」を執筆するなどの多方面での活動をしており、コンテンツ作りにおいては日本でも有数の人物。
そんな西野さんはの話を聞こうと会場には多くの来場者が駆けつけ、熱心にメモを取る姿も見受けられました。
多様化するメディアにおいて西野さんは、自身のYouTubeチャンネルなどの再生回数は「どうでもいい」とした上で、注力をしているのはオンラインサロンなどの有料課金をしてくれるお客さんとのこと。
「自身が挑戦している時にサロンメンバーが増える」とオンラインサロンの構造に対して持論を展開した西野さん。
「とにかく常に挑戦をし続けたことによって得られるデータを売ることが大事。」「企業は失敗したらダメだけど、これやったらコケるよという地雷のモデルを示してそこにお金を払ってもらっている」とオンラインサロンの特権に関して意見をしていました。
西野亮廣、宮迫博之&中田敦彦のYouTube番組に対して「あんまり長続きしないだろうな」
多様化するメディアについて持論を展開した西野亮廣さん。
セミナーの中ではYouTubeについても言及する場面があり、なかなか番組や企画がヒットせず配信者個人の人気が再生回数やチャンネル登録者数に左右するという特殊な一面があることにも触れていました。
その中で西野さんが以前出演したYouTube番組「WinWinWiiin」について触れる場面が。
同番組は、オリエンタルラジオの中田敦彦さんと雨上がり決死隊の宮迫博之さんがMCを務めるYouTubeで配信されているトークバラエティ番組。
中田さんの圧倒的なプレゼン力と宮迫さんの地上波で培ったMC力を武器に、これまでに手越祐也さんや極楽とんぼ・山本圭壱さん、YouTuberで格闘家の朝倉未来さんなどがゲスト出演をしています。
そんな同番組の2回目のゲストとして出演をしたのが、西野さんなのです。
前編と後編の2本にわたって公開された動画では、これまでに合計800万回以上も再生される人気コンテンツとなっていました。
YouTubeは番組が流行らないというセミナーでのトークで、この「WinWinWiiin」について話を振られた西野さん。
「あんまり、先輩とか後輩の番組やから言うのもアレやけど…」と前置きをした上で、「そんなに長続きはしないだろうな」とバッサリ。
「最初の盛り上がりはTVみたいで良かった」と、テレビ的なスポンサーのつき方で目立っていると同番組をフォローしたものの、コンテンツとして長続きするのは難しいのではという見解を示しました。
先を見据えて先進的なビジネスモデルを仕掛け続ける西野さんにとって、YouTubeの番組コンテンツが難しいと判断するのは、妥当なのかもしれません。
(文・取材:Quick Timez編集部)