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100万人を下回った秋田県の人口 著しい『人口減少』に対する秋田県庁の率直な思いとは?

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インタビュー

画像は@hiroju55さん提供

今月8日投稿された、秋田県の人口減少を嘆いたツイート。

Twitter上などを中心に大きな反響を呼びましたが、当編集部では秋田県庁に取材を敢行し、お話を伺って参りました。

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秋田県の人口減少を嘆くツイートが話題に

今月8日、こんでんえいねんしざいほう(@hiroju55)さんがツイートした内容に大きな反響が寄せられました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください→ 一目瞭然!『秋田県の人口減少』を分かりやすく解説した図が話題に

ツイートは、東京都と埼玉県、千葉県の面積を合わせた場合ほぼ一緒の面積である秋田県の全人口が、千葉県千葉市と一緒であるという危機感を分かりやすく図解したもので、多くの反響が寄せられておりました。

秋田県民の投稿主さんも「人口減少」について危機感を抱いているということでしたが、当編集部では秋田県に取材を敢行。

直接お話を伺い、率直にどのようなお気持ちであるのかを伺って参りました。

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著しい人口減少…秋田県庁の率直な思いとは?

当編集部の取材に対して、回答をしてくれたのは「秋田県あきた未来創造部あきた未来戦略課」のご担当者さんです。

 

Quick Timez編集部:昨年、1968年以降で初めて100万人を割るなどを記録し、人口減少に歯止めがかかっていないと思われますが、秋田県としてはどのようにお考えでしょうか。

 

秋田県庁:本県の人口は、1956 年(昭和 31 年)の約 135 万人をピークに減少し、昭和49年から昭和56年まで一時持ち直したものの、再び減少して2017年(平成29年)には戦後初めて100万人を割り込み、2020 年(令和2年)には約95万2千人となっています。

 

人口動態の内訳は自然動態と社会動態に分けられます。自然動態は出生数と死亡数の差で、昭和 27年以降、高度経済成長を背景として出生数が死亡数を上回る「自然増」が続いていましたが、徐々にプラス幅は減少していき、平成5年には初めて死亡数が出生数を上回る「自然減」となり、現在まで一貫して自然減が続いています。

 

また、社会動態は転出と転入の差ですが、昭和27年以降一貫して転出者が転入者を上回る人口流出、すなわち「社会減」の状態が続いています。

この「社会減」に、平成5年以降は「自然減」が加わったことで、人口減少のスピードは加速され、ここ数年は毎年、14,000人前後、人口が減少しています。

 

なお、「社会減」は一定の水準で推移していますが、「自然減」は高齢者が多いという本県の特性により、年々増加しているのが現状です。

 

このようにして長い期間を経て形成された人口の年齢構成や人々の社会的価値観の多様性か らすると、社会減の抑制と合計特殊出生率の上昇等の指標の改善があっても、人口減少にすぐに歯止めをかけることは難しい状況にあります。

 

このため、若い世代の「結婚・出産・子育ての希望をかなえる社会づくり」の取組により「自然減の抑制」を図ることはもちろんですが、付加価値と生産性の向上による県内産業の競争力強化や交流人口の拡大と地域経済の活性化、魅力ある雇用の創出による若者の県内への定 着回帰を進めるとともに、継続的に本県に関わりを持つ「関係人口」の創出・拡大等により、 「仕事づくり」

「人の流れづくり」を一体的に進める必要があると考えています。

 

また、当面避けられない人口減少下にあっては、前述の県内産業の競争力強化が、人口減少 の抑制だけでなく、県経済の規模や地域社会の活力を維持していく側面からも重要であると ともに、住み慣れた地域で安全・安心に暮らすことができるよう、新たな地域コミュニティ を構築するなど、「持続可能な地域づくり」を進めていくことも必要だと考えています。

 

Quick Timez編集部:関東を中心に一極集中となっている現状ですが、首都圏のコロナの感染拡大などを受け、テレワークのためのUターン/Iターン/Jターン帰省などをする方はいらっしゃいますでしょうか?

 

秋田県庁:本県では、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大を背景とした東京一極集中の是正や地方回帰の気運の高まりを受け、これまでの移住の促進や若者の県内定着に加えて、首都圏企業 等に対し、社員がリモートワークにより、首都圏等での仕事を継続したまま本県に移住する、新しいライフスタイルを推進する取組をPRするとともに、実現に向けた働きかけを行うほか、ワーケーションの誘致拡大取り組んでいくこととしています。

 

なお、これまでにも、テレワークで首都圏の仕事を継続している移住者や民間主導のワーケーションの事例があるようですが、県では詳細については把握していません。

 

Quick Timez編集部:秋田県は自然豊かで特産品も多く、魅力たっぷりだと思いますが、人口流出を食い止める施策などはございますでしょうか?

 

秋田県庁:人口流出の主たる要因は、進学・就職を機に若者が県外に流出していることにあります。そのため、県では、以下のような施策を推進しています。

 

  1. 若者や女性にとって魅力ある雇用の場・就労環境づくり
  2. 早い段階から地元企業を知る機会を提供するなど、高校生等の県内就職支援
  3. オンライン企業説明会の開催など、県外の大学等への進学者に対する県内企業とのマッチング機会の提供

Quick Timez編集部:最後に、秋田県のPRなどがあればご教示ください。

 

秋田県庁:本県は、全国第6位の県土を有し、全体の7割を占める広大な森林や世界自然遺産の白神山地をはじめとする雄大な山々、田沢湖や十和田湖などの美しい湖、造形美を誇る男鹿半島と その南北に形成されている緩やかな海岸線など、豊かな自然環境に恵まれています。

 

その美しい景観は、住む人や訪れる人の心を癒やすとともに、秋田に暮らす人々の生活に潤 いを与えるほか、農林水産資源や観光資源、さらには再生可能エネルギーなどの多様な資源をもたらしています。

 

また、脈々と受け継がれてきた伝統や文化は、人々の心を豊かにし、 互いに慈しみ合う風土を育むとともに、地域に活力を与え、新たな価値の創造にもつながっています。

 

本県では、こうした資源や環境を活かし、IoTやAI、ビッグデータといったSocie ty5.0時代の新しい視点も取り入れ、産業振興や若者や女性の県内回帰・定着など、人口減少問題の克服を図りながら、秋田の元気創造に取り組んでいくことにしています。

 

 

取材の最後に、秋田県のご担当者さんは、参考サイトとして以下のサイトをご提示して頂きました。

秋田県に移住や定住を考えている方は、下記サイトも参考にしてみてください。

▼参考サイト

○秋田県公式サイト「美の国あきたネット」https://www.pref.akita.lg.jp/

○秋田県移住・定住総合ポータルサイト「“あきた暮らし”はじめの一歩」 https://www.a-iju.jp/

○秋田県観光総合ガイド「あきたファン・ドッと・コム」 https://www.akitafan.com/

(文/取材:Quick Timez編集部)