画像:時事
1日に行われた大阪都構想を問う住民投票。
結果は反対多数で否決され、5年間の選挙と同じ結果に。
しかし、今回の否決の裏側にはある人物の尽力があったそうです。
大阪都構想否決は山本太郎の影響?大阪市議が分析
1日に行われ、反対多数で否決された大阪都構想。
直前まで賛成が優勢だと見られていたにもかかわらず、土壇場で逆転されたその裏側にはれいわ維新の党の代表・山本太郎氏が大きく関係しているのだそう。
SNSを中心に注目を集めたのは、「AERA.dot」(朝日新聞出版)が掲載した大阪維新の会所属のある大阪市議員の取材記事。
そこには「山本太郎の演説で5千から6千の票が反対に回ってしまった」という市議独自の敗北の分析が。
住民投票にあたって早々と大阪に入った山本氏は、市内6か所で演説、投票直前の先月31日は梅田に出現したくさんの支持者が集まりました。
件の市議曰く、複数回行われた演説の影響で反対に市民が回ってしまったよう。
紛れもない「完敗」宣言に、山本氏の支持者は歓喜した様子。
「さすが。次期衆議院選挙で大阪から出馬してくれると面白いかも」
「本当、山本太郎の演説は素晴らしい」
「MVPは山本さんでしょ」
などと、今回の選挙の功労者が山本氏であることに口々に指摘していました。
懐疑的な見方も「本当か?」
ただ、山本太郎氏の功績を認める有権者もいる一方、その功績を懐疑的に見る有権者の姿も。
「たかが5千票だったら敗因は違うんじゃない?」
「山本太郎に全責任を投げる程度の分析しかできないから、負けたんでしょ」
僅差といえども15年の選挙と比較すれば、反対票が増加した今回の結果。
山本氏の影響を認めつつも、自身の選挙活動の落ち度を顧みる踏み込んだ分析をし直す必要があるのかもしれません。
(文:有馬翔平)