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昨年8月に福岡県宗像市の市道上で男性を自動車ではね、そのまま逃走したとして起訴された女性に26日、無罪が言い渡されました。
しかし、その女性の主張に「本当か?」という疑惑の眼差しが向けられています。
女性に『無罪判決』…昨夏の死亡ひき逃げ事故の裁判で
26日、福岡県宗像市内で横たわる男性を自動車で跳ね、そのまま逃走した女性に無罪が言い渡されました。
事件は昨年8月深夜、同市の市道で発生。
時速30kmで女性が自動車を走行中、地面に横たわっていた男性に乗り上げ、男性は大動脈破裂などでその後死亡しました。
適切な救護、警察など然る機関への通報を怠ったとして逮捕された女性は、「男性をひいた認識はなく、靴をひいただけだと思っていた」と一貫して容疑を否認。
そして今日、「靴をひいただけでも血液が付着する可能性があり、罪を認定するには合理的な疑いが残る」として無罪判決を受けたのです。
「本当か?」世間からは疑いの声が…
無罪判決を受けた女性、しかし女性の発言に世間からは疑いの声が。
「本当か?」
「頭おかしいんじゃない?」
疑いの目が向けられている理由は、まず「なぜひいたものが靴だと気づくことができたのか」ということ、そして「靴であっても相当な衝撃を受けたのではないか」という2点。
事件の発生時刻は深夜、自動車のライトだけが頼りの環境でひいたものが靴だと気づくことができたなら男性の存在にも気づくことができたという不可解さと、靴でも何にぶつかったか停車して確認すべきだったという指摘が疑惑を招くことになったのでした。
ただ一方で、「道路に寝ているやつが悪い」と、男性の非を責める意見も。
近年、多発している同様の事故。
今回の判決は今後、同様の事故の判決にも大きく影響しそうです。
(文:有馬翔平)