画像:時事
ジャーナリストの江川紹子氏がTwitterに投稿した文言をめぐり、波紋が広がっています。
池袋暴走事故に関し、江川氏は「加害者の家族を苦しめているのは社会」であるとの投稿したのですが、ネット上では賛否が巻き起こる事態に。
ジャーナリスト江川紹子氏「加害者の家族を苦しめているのは社会」 池袋暴走事故の被告をめぐる発言に賛否
9日、自身のTwitterを更新したジャーナリスト江川紹子氏。
池袋暴走事故の被告に関して「加害者の家族もバッシングに晒されている」と、加害者家族を取材した記事を引用する形で、「事実確認もないまま、共犯者であるかのような非難にさらされる日々。終わりなき社会的制裁に、加害者の家族も苦しんでいる。」とつづりました。
さらに、この投稿を別のTwitterユーザーが引用リツイートをする形で「被害者から見れば加害者を庇う加害者家族も共犯者に見えるわな 適切に裁かれもしてないのに『加害者の家族も苦しんでる』と被害者に2次加害しないように」と投稿。
これを受け江川氏は「加害者の家族を苦しめているのは、被害者ではなく、『社会』の人々です。」と反論しました。
加害者側を擁護しているとも捉えられない今回の発言には、ネット上でも賛否が相次ぎ、
《加害者の家族はどうなっても良いとは言わないが、それなりの贖罪は必要だ》
《90間近の人に運転させてた家族も問題あるだろ。》
《加害者家族でもない江川氏が加害者家族を擁護すればするほど、加害者家族が余計に非難されますよ》
《江川さんは、至極真っ当な事言ってると思った》
《加害者が叩かれるのはある意味仕方ないが、加害者の家族を叩くのは全くナンセンスである》
《事件とは直接関係ない加害者家族を叩くのはおかしい》
といった意見が寄せられています。
池袋暴走事故、被告の無罪主張によりバッシングが加速?
池袋暴走事故の加害者家族のあり方について、問題提起をした江川紹子氏。
この事故をめぐっては、様々な議論が交わされておりますが、今月8日に行われた初公判で被告が無罪を主張したことにより、バッシングが加速したのも事実です。
というのも、被告はあくまで事故は「車のせい」であると主張しており、アクセルをブレーキと間違えて踏み続けたとした起訴事実を否認したため、「車のせいにするな」などという意見が相次いだのです。
また、事故を起こした車のメーカーであるTOYOTAすらも敵に回すような主張であることから、「トヨタは怒っていい」といった意見までも。
さらに、上辺だけの謝罪をする被告に対して被害者側も「謝るならしっかりと罪を認めてほしい」と厳しく非難。
こうした被告本人の態度が、バッシングを加速させているといっても過言ではないでしょう。
加害者家族への批判が高まっているのもひとえに、加害者本人が原因なのかもしれません。
(文:服部慎一)