画像：時事
昨年4月、東京・池袋で母子2人が死亡し、男女8人が怪我をするという事故において、自動車運転処罰法違反の罪に問われた、飯塚幸三被告の初公判が8日、東京地裁で開かれました。
しかし、同被告は起訴内容を否認した上で事故は「車のせい」と主張をしたことにより、ネット上では様々な批判が広がっています。
池袋暴走の飯塚幸三被告、起訴内容を否認し無罪を主張「車になんらかの異常が起きたと思う」
8日、昨年4月、東京・池袋で母子2人が死亡し、男女8人が怪我をするという事故において、自動車運転処罰法違反の罪に問われた、飯塚幸三被告の初公判が東京地裁で開かれました。
事故は昨年4月、東京都豊島区・池袋にある首都高5号線の真下、南池袋の交差点で発生。
同被告が運転をするTOYOTA社製の「プリウス」が猛スピードで突っ込み、多くの犠牲者を出しました。
この事故をめぐっては、同被告は「予約していたフレンチに遅れそうだったから」と供述をするなど、反省の色が見えていないことから、批判の声が殺到しておりました。
この日の初公判で飯塚被告は、起訴内容を否認。
「アクセルを踏み続けたことはなく、車に何らかの異常が発生して加速したと思っています」と無罪を主張しました。
池袋暴走の飯塚幸三被告、無罪主張にデヴィ夫人も怒りの声「車のせいにするな」「厚顔無恥な上級国民」
飯塚幸三被告が無罪を主張したことにより、ネット上からは怒りの声が爆発しています。
《何らかの異常が発生してるのはあんたの頭だわ》
《飯塚幸三が無罪主張だと？てめぇ、何様のつもりだよ？》
《飯塚幸三って自分のミスを認めない人生送ってたんかな》
《まだやった事を認めんのか。まだ車のせいにするのか》
《飯塚幸三のことをトヨタが訴えて良いんじゃねこれ？》
同被告は、この後におよんで「車のせい」であると主張しているのですが、昨年5月にTOYOTAが機能検査を実施したところ、異常はなかったという結果が報告されています。
つまり、車のせいにするということは、プリウスを生産するTOYOTAも敵に回すことになるのです。
さらに、この被告の主張を受けて「上級国民」なるワードもトレンド入り。
タレント・デヴィ夫人も自身のTwitterで「上級国民」を引き合いに出しながら、強い口調で非難をしておりました。
恐るべき厚顔無恥な“上級国民”飯塚幸三被告。池袋で暴走事故を起こし、母子２人が死亡、９人が重軽傷を負った。これでも無罪を主張し、事故は車のせいにしている。車の生産者は彼を訴えるべき。人の命を何だと思っているのだろう。悔い改め、罪を認めて罰を受け、被害者に心から謝罪すべき。
— デヴィ スカルノ (@dewisukarno) October 8, 2020
2人の尊い命が奪われ、8人の方が怪我をしております。
自分の非を認めずに車のせいにし、無罪を主張するその姿勢に批判が殺到するのも無理はありません。
（文：服部慎一）
