画像:時事
お笑いタレントの伊集院光さんが、10月から半年間放送予定の新ラジオ番組「伊集院光のタネ」(ニッポン放送)でパーソナリティーを務めることが分かりました。
伊集院さんにとっては、実に28年振りのワイド番組いうことでファンたちからは喜びの声が上がっています。しかし、これまでのニッポン放送と伊集院さんの間には確執があるとの噂が。というのも、とある事件がきっかけで、伊集院さんは同局から”出禁”を食らってしまったんだとか。
伊集院さんといえば、1995年10月から続く長寿番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」や、昨年惜しまれながら放送を終了した「伊集院光とらじおと」などTBSラジオでの活躍が目立ちますが、かつてはニッポン放送でもワイド番組のパーソナリティーを務めるなど人気を集めていました。
しかし、1995年4月、伊集院さんは突如として「伊集院光のOh!デカナイト」(ニッポン放送)を降板することに。後日降板理由について伊集院さんは、「居酒屋で局長を一本背負いしてニッポン放送を追放された」と明かしています。
当時初対面だったという局長さんと飲みの席で出会った際に、酔っ払った局長さんはいきなり伊集院さんの頭を掴んで、「売れるニオイが全くしねぇ」と言い放ったんだとか。この言動にはさすがの伊集院さんもブチギレ。思わず一本背負を食わらわしてしまったというのがことの経緯のようです。
それから30年近くが経ち、満を侍してニッポン放送復帰となる今回の新番組。
伊集院さん本人は、「紆余曲折、紆余曲曲折折折くらいありまして、恥も外聞もなくニッポン放送に転がり込んでまいりました。メールテーマ=タネをたくさん用意しますので、気軽に送ってください。リスナーの皆さんに水や肥料を与えていただき、蒔いたタネがやがて森になったらいいなと思います」と意気込みを語っています。
また、定例会見に出席したニッポン放送の檜原社長も伊集院さんが過去にニッポン放送からの出禁”をネタにしていたことについては知っているようで、「必ず番組のパーソナリティーは始まる時と終わる時、特に卒業する時はいろいろな思いがお互いの中にあるかと思う。そういうことの延長で当然、お互いこれだけ時間が経てば」「新たにリフレッシュした形でお互い向き合えるのかなと思っていますし、ご本人も喜んで挑戦してみようと言っていただいていますので、良かったなと思っています」とコメントしています。
一本背負の件に関して、伊集院さん自身も笑い話にしているほどですので、どこまで事実かはわかりませんが両者のコメントを見る限り、長年の蟠りは溶けたように思われます。檜原社長さえも”ラジオモンスター”と呼ぶ、名ラジオパーソナリティー伊集院さんの今後の更なる活躍に期待したいですね。
文:Quick Timez 編集部