今年、宮崎市議会選挙に当選した”スーパークレイジー君”こと西本誠議員が6日、女性に性的暴行を加えて怪我をさせた疑いで逮捕されました。
西本容疑者は、女性の腕を引っ張るなどして宿泊施設に連れ込み、性的暴行を加え、全身打撲などの怪我を負わせたといわれています。
しかしネットでは、「西本容疑者は女性関係にとても気を付けていたから仕組まれた逮捕なのでは?」という声もあがっています。
スーパークレイジー君の逮捕に、地元はショック
今年の春、宮崎市議会選挙に初当選した、”スーパークレイジー君”こと西本誠議員が、不同意性交等致傷の容疑で6日に逮捕されました。
議会事務局によると、記録に残る昭和初期以降、現職の宮崎市議が逮捕されるのは初めてのこと。
開会中の市議会内外に衝撃が走りました。
前本尚登議長はこの日急きょ記者会見を開き、神妙な面持ちでこう話しました。
「ただただ、驚いている。事件の詳細がわかっていないが、事件の内容が内容だけに、事実とすれば大変遺憾に思う」
議会事務局によると、6日午前8時ごろ、西本容疑者本人から直接電話があり「警察でこれから事情聴取を受けることになった」とだけ告げられ、事件の内容について話はなかったそう。
警察の発表では、3日午前4時ごろ、知人の30代女性を市内のホテルに無理やり連れ込み、性的暴行を加えるなどして、全身打撲などの怪我をさせた疑いが持たれています。
女性は4日に被害届を警察に提出し、西本容疑者は6日朝に議会開会中で、自宅にいたところを逮捕されました。
しかし、9月議会初日の4日、議会の代表者会に出席した際には、変わった様子はなかったといいます。
西本容疑者は初当選後、議会活動名を本名に、会派名を「スーパークレイジー君」に。
6月議会で初の質問に立ち、選挙戦でも訴えていた子どもの貧困問題や子育て施策について質問しました。
特に、生活保護と、夜間中学や児童相談所の設置については力を込め、「自分も14歳から21歳までのほとんどの間、児童相談所にはじまり、色々な経験をしています」と生い立ちに触れていました。
前本議長は「夜間中学や児童相談所に関する質問は、自身の体験に基づき、関係部局や現場にも問い合わせを行い、実に立派なものだった」といいます。
そのうえで、「事件の内容が事実とすれば、各議員はしっかりと襟を正さなければならない」と表情を引き締めました。
「すごく女性関係に気を付けていた」仕組まれた逮捕!?
ネットでは西本容疑者の逮捕について、
《あんなにいい人アピールも頑張って、政治家になるために日大の通信にまで入ったのにな。本質的な部分が何も変わらなかったのかね》
《人って簡単に変わらんから!なんの期待もしてなかったしやっぱりねって感じ》
《奥さん、子どもいるでしょ。連れ込む時点でダメだよ》
《変わったと思って遠くから応援してたのに…》
と残念がる声が多数ありました。
中には、西本容疑者の知人とみられる方からはこんな意見も。
《んー何か違う気がする 庇うわけではないけど、 スーパークレイジーくんは女関係に1番気をつけてた人だから何かひっかかるな 無理矢理やる人でもないんだよな。先々週のんだときも、女性関係は気をつけろよって口をすっぱく言われてるんですってうちの親族にも発言してたし》
しかし、これに対して、
《逮捕をハニトラと疑う人がいるけど、不同意性交等でなく不同意性交等致傷で逮捕なんだよね。全身打撲の暴行を加えて性行為に及んだ疑いで逮捕ならハニトラとは話が違う。9月3日の暴行なら警察での被害届提出時に暴行跡が残っていてその跡を確認済みなはずなんだよね》
といった意見もありました。
結果どうであれ、女性に対する暴行はあってはならないことでしょう。
特に西本容疑者は戸田市議選に当選後、立候補前に3か月間の居住実態がなかったことが発覚して当選無効。
更生して「初心を忘れず、常に見られていると危機感を持って、行動、活動していきたい。過去は変えられないが、これからの自分を見てほしい」と誓っていただけに、失ってしまった信頼関係も多いかもしれません。
(文:Quick Timez 編集部)