画像:時事
ロシアによるウクライナ侵攻で、ベラルーシで行われた停戦交渉の最新情報を伝えた28日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
するとMCカンニング・竹山隆範さんが、ウクライナ侵攻に対して自身の精神的状況を明かしました。
カンニング竹山、ウクライナ侵攻の最新情報に「心が痛む」
28日、5日目を迎えたウクライナ侵攻の最新情報を伝えた「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送の中で、MCカンニング・竹山隆範さんがネットを通じて入ってくる情報に心を痛めていることを明かしました。
先週木曜日から始まり、この日の放送直前にはベラルーシの国境付近で停戦交渉が行われたウクライナ侵攻。
インターネットやSNSを通じて、現地の鮮明な状況が入ってくることに「日本に住んでいる僕でもこの紛争はすごく心が痛むというか、一日一日落ち込んで生活しているような気になってしまいますね」と、竹山さんは胸の内を明かしました。
ただ、SNSから入ってくる情報によってロシア国内でも反戦デモが起きていることに「現代社会においてこういう争いの仕方というのは時代錯誤なんじゃないか」と、一方的な武力による侵攻を否定。
そして「世界はインターネットで繋がってて、今回の紛争の場合は各国、ロシアの国民でさえSNSでわかったり、民衆が声を上げたりできてるわけじゃないですか。このことをわかっていない70歳くらいのプーチンさん、そのくらいの人が時代錯誤になってきてて、それがまかり通らない時代になってきているんじゃないかと思いますけど」とコメントしました。
しかし、SNSから戦地の情報を仕入れることにはある程度のリスクも。
この日、番組に出演したイタリア出身の精神科医・パントー・フランチェスコ氏はSNSで拡散されるウクライナの戦時情勢情報との接し方を解説。
「長時間、バイオレンスの映像を観てしまうと悲観的な気分になってしまったりだとか不安障害が生じやすい、極端な話PTSDということもある」と、アメリカの同時多発テロでも精神的な不調を訴える人が発生したと列挙。
さらに、文章だけでも影響を受けると言い「Twitterではキーワードミュートという機能があるんですけども過剰に接しないように自分の心を管理して、ミュートするのもいいと思います」と勧めていました。
情報とは適切な距離を保つべきか?
竹山隆範さんも「心が痛む」と口にしたように、SNSなどの情報が精神に与える影響。
実際、ウクライナ侵攻の情報をSNSで目にしたことによって精神が不安定になっているユーザーは多くいる用で、「私もそう。ウクライナの話を聞く度に竹山さんと同じで一日どんよりして過ごしてる」、「俺も最近寝られなくなった。ウクライナの情報は知っておきたいんだけど、やっぱり制限すべきなのかな」などと番組を観た視聴者の中からも不調を訴える声が既にありました。
インターネット、スマートフォンの普及によって四六時中世界からの情報を仕入れることが可能となった現代。
ただし、その情報によって自身の健康に不安を覚えることがあったならば距離を置くことも考えなければならないようです。
(文:有馬翔平)