画像:時事通信フォト
先週木曜日から始まったロシアによるウクライナ侵攻について出演者らが議論を交わした25日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
ロシアが情報戦を仕掛けているという可能性を、MCひろゆき氏が否定するシーンがありました。
ひろゆき、ロシア軍の情報戦応戦を否定「陰謀で語るのはどうかと」
25日、先週木曜日から開始されたロシアによるウクライナ侵攻について出演者らが議論を交わした「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送の中でロシア軍が情報戦を仕掛けているという可能性を、MCひろゆき氏が否定するシーンがありました。
今月24日、日本時間正午前に戦端が開いたウクライナ侵攻。
懸念されていたことが現実になってしまったことに、ひろゆき氏は「キエフが陥落して、ウクライナ政権が倒されて、ロシアによる傀儡政権みたいなものができるまでがセットだと思うんですけど、日本政府としては強い経済制裁を『世界中でやろうぜ』って言った方が日本の国益に適う」とコメント。
また、今回のウクライナ侵攻ではこれまでの戦争と異なりウクライナ市民が撮影したと思われる現地の映像がSNS上で拡散されているという特徴が。
スマートフォンの位置情報からロシア軍の行動が把握できてしまう一方、フェイクの可能性も高い動画が多数投稿されていることからロシア軍が情報戦を注力しているということに「軍の意図とかほぼないと思うんですよね」とひろゆき氏は否定。
「GPS情報などで橋を架けているのがバレちゃったとかも、あとで衛星写真を見たら『やっぱりですよね』という話で、本当にやるのであれば兵士のスマートフォンを取り上げてしまえばいいんですけど戦争するって話もロシア兵には言ってなかった」と述べ「その状態じゃTikTokも観るしGoogleマップにも繋がってるしという話なので、軍が何かをやらせているというのは陰謀論なんじゃないか」とコメントしました。
またフェイク動画が多数拡散されているということも「全然違う映像が流れているという話も、結局それっぽい映像があったらTwitterで拡散しちゃう人とかFacebookで拡散しちゃう人ってどんな事件でも必ずいる」と述べ、「それを全部軍がやっているという陰謀で語るのはどうかと思う」と主張しました。
「プーチンの行き当たりばったり」に視聴者も頷く
ロシア軍が情報戦を仕掛けているということを否定したひろゆき氏。
その後も「ロシアが情報戦をやろうとしているとか、中国や北朝鮮と組んでて大きい絵を描いているというのはまずないと思う」と持論を展開。
「もしあるとするとキエフに侵攻した時の大義名分をちゃんと考えているはずなんですよ、最初の時点で。それで在日ロシア大使館とかも大義名分を出しているんですけど何言ってるかわからない。ロシアがなんでキエフに行っているのかわからないんですよ」と、ウクライナ東部の保護とキエフ侵攻に接点はないと指摘し「無理やりでっち上げたものを出さざるを得ない状況なので情報戦は何も考えていない。プーチンの行き当たりばったりにみんな戸惑ってついていってるという状況だと思う」と述べました。
するとこのひろゆき氏の言葉に視聴者も頷き、「ロシアは情報が出るよりも早く決着つけるつもりだっただろうからね。たぶん情報戦は考えてない」などとコメントが多数寄せられていました。
(文:有馬翔平)