文:有馬翔平

カズレーザー「正しさで戦うというのは…」ウクライナの総動員令を巡って橋下徹へピシャリ

カズレーザー

画像:時事

先週木曜日から始まったロシアによるウクライナ侵攻を特集した28日の「めざまし8」(フジテレビ系)。

ウクライナが発令した総動員令に対し、メイプル超合金・カズレーザーさんと橋下徹氏が議論を交わしました。

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カズレーザー、総動員令発令のウクライナに理解「国、国土というものの捉え方は違う」

28日、先週木曜日から続くロシアのウクライナ侵攻を特集した「めざまし8」(フジテレビ系)。

その放送の中で、ウクライナに発令された総動員令についてメイプル超合金・カズレーザーさんが見解を述べました。

東部にある都市「ハルキウ(ロシア語でハリコフ)」で市街地戦闘が繰り広げられるなど、激化を増すロシアの軍事行動。

その一方で18歳から60歳までの男性が予備役に投入される総動員令がウクライナで発令されたことに。橋下氏は「西側諸国の政治家としてやってはならない、その時の政治家のために命をかけたくないので子供の命を守るために脱出ってこともあるかもしれません。国民の選択というものを認めなくてはいけないんですよね」と、総動員を前近代的だと批判しました。

そして、その言葉を受けて「橋下さんのおっしゃることもまったくその通りだと思います」と前置きしたカズレーザーさん。

「ただ我々の感覚とウクライナというヨーロッパの感覚では国、国土というものの捉え方は違うんじゃないかと思います」と反論を展開すると「ウクライナはソビエト時代、ホロドモール(ソ連が引き起こしたとされる大飢饉)だったり虐殺だったり、民族に多大なダメージを受けてきたのでどうしても守り抜きたい国民感情が我々とは違うのかなって。そこはどうしても理解が及ばない、薄くなってしまう部分があるのかもしれません」と指摘。

「ただゼレンスキー大統領が少しでも弱気なことを言えば、ウクライナ国内の士気が下がってしまうのも事実なのでこの姿勢を崩すわけにいかないんじゃないかと思います」と総動員令に見解を示しました。

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「正しさで戦うというのは難しい」橋下への一撃に視聴者唸る

ウクライナで発令された総動員令に理解を示したカズレーザーさん。

すると「カズさんどうなんだろう。確かにヨーロッパは違うけれども、やっぱ逃げたいという人の自由を守ってあげなきゃいけないんじゃないんですか?そういう政治をしなければNATO加盟というところに入っていくならばそこは重要だと思う」と橋下氏が反論。

「男性だけというのも今の時代、西側諸国の価値観とも相容れぬかと思いますし、非戦闘員を政治家はむしろ積極的に国外退避させるのが西側諸国の考えだと思う」と持論を展開すると、カズレーザーさんは「もちろんそれが現代の正しいルールだと思うし、ただそこの折衷案として男性だけというのを選択したんじゃないのかなと」とコメント。

その上で「明確にわけることで市民への被害を減らすということが正しいことだと思うんですが…ただ相手が正しくないことをしてきた時に正しさで戦うというのは難しいと思います」と切り返していました。

(文:有馬翔平)