(※画像はイメージです)
ラーメン評論家からの執拗なセクハラ被害を報告した元AKB48の梅澤愛優香さん。
しかし、自身が経営をするラーメン店「麺匠 八雲」では、原材料の産地をめぐり誤表記があったとして返金対応するなど、波紋が広がっています。
元バイトAKB・梅澤愛優香さん、店主を務めるラーメン店で返金対応へ
元AKB48として知られる梅澤愛優香さん。
現在は、ラーメン店「麺匠 八雲」にて店主を務めており、日々ラーメン作りに勤しんでいます。
梅澤さんをめぐっては、ラーメン評論家の男性からセクハラや中傷を受けたとして、自身の店を「出禁」にしたり、SNSで誹謗中傷や殺害予告を受けるなど、騒動が続いていました。
世間からは、梅澤さんを擁護する声や応援する声、ラーメン評論家への批判の声など様々でしたが、梅澤さんを責めるような意見はほとんどありませんでした。
しかし、今月になって「文春オンライン」(週刊文春)が梅澤さんのラーメン店の産地誤表記や、給与の未払いなどを報じると風向きは一転。
これを受け同点の公式Twitterは「メニュー表示に関するお詫びとご報告」とつづり、一枚の文書を投稿しました。
同店は、「この度、当店『麺匠 八雲』におきまして、使用しておりました『もやし』、『海老』、『牛もつ』、『豚肉』についてのメニュー表示い誤りがありましたので、ご報告させて頂きます。」と説明。
加えて、「本来であればメニュー表示の『三重県産のもやし』『国産の海老』『国産の牛もつ』『茨城県産の豚肉』を使用すべきところを、仕入れ先の納入状況が変更され『神奈川県産のもやし』『インドネシア産の海老』『アメリカ産の牛もつ』『山形県産の豚肉』を使用したことに対して、メニュー表示の変更がしておりませんでした。」とし、「この度はお客様にご迷惑をお掛けしたことについては大変深くお詫び申し上げます。」と謝罪をしました。
そして同店は「下記記載の期間、当店にてラーメンを召し上がって頂きましたお客様には以下の問い合わせ先までご連絡頂き、レシートまたは領収書での確認が取れ次第、すぐにご返金させて頂きます。」とし、2019年8月~2021年10月までの間に飲食をした消費者へ、返金に応じると記していました。
梅澤愛優香さんのラーメン屋「麺匠 八雲」、返金対応が酷くて大炎上
期間中に飲食をしたお客さんへ返金に応じる姿勢を見せた、梅澤愛優香さんが店主を務めるラーメン屋「麺匠 八雲」。
返金の期間が2年2ヶ月という長期間に設定されていることを受け、「産地偽装じゃないの?」「なんでこの期間ずっと気がつかなったの?」と、疑問視する声も上がっています。
梅澤さんが店主を務めるラーメン屋「麺匠 八雲」は、麺や具、スープに使用する素材にこだわった本格的なラーメン作りに徹していると謳っており、梅澤さんも2020年12月25日に自身のTwitterで「昨日は節系の調整をして品良くマイルドな口当たりの付けダレに変えました。」、「当店の材料は何を原料とし育ったものを使用してるのかまでの本質も知って頂きたく、トレーサビリティにも力を入れています。何を食べてるのかわからないほど怖い事はないですからね」と、投稿しており、素材を変更して味を調整したことを報告するほど、食材へこだわりを見せていました。
トレーサビリティとは、製品や商品等が、いつ・どこで・誰によって作られたのかを明確にするため、原材料の調達から生産、消費および廃棄という一連の流れを追跡可能な状態にすることを指します。
トレーサビリティに力を入れているのであれば、インドネシア産の海老を仕入れた段階で国産の海老として消費者に提供するのは、間違っているのではないでしょうか?
さらに、産地の誤表記が発生する以前、「麺匠 八雲」のホームページでは「八雲のこだわり」というページ内で食材や原材料へのこだわりを熱弁。
そこには、麺には北海道産の小麦、モンゴル産の天然かん水を使用し、スープには北海道産の羅臼昆布、宮崎県産の潤目鰯(ウルメイワシ)、静岡県産の美味鶏を使用しているのとの表記が。
また、味噌ダレは北海道味噌と信州味噌のブレンドので、塩ダレには沖縄産の塩、醤油ダレには岩手県産の非加熱熟成醤油を使用し、トッピングの具材に至っては、ネギ&糸切り唐辛子に京都産、メンマも本場の中国広東省を使用しているというこだわりを披露していました。
しかし、一連の産地誤表記問題が発覚した以降は、こだわっていたはずの「〇〇産」という文言が全て削除されていました。
返金対応の酷さや、産地の誤表記をめぐるホームページの文書削除などをめぐり、ネット上からは
《何一つ表記通りの食材を使ってなかったんやな》
《産地全部削除してて草、全部詐欺やったんか?》
《2年2ヶ月は故意だろ?これだけ常態化してて、AKB店長が把握してないはずないだろう》
《レシートなんて持ってるわけないし、バカにした対応ってことで、更に炎上するだけのような気がする》
《国産にしてる時点で、誤表示じゃなくて偽装だろ》
《てか産地偽造は脱税まで絡んでくる可能性がある。 仕入れ価格を帳簿に水増ししてたら…》
《産地偽装って不正競争防止法違反で逮捕案件やん。食べた人も残念だけど、周りの店にも迷惑、まさに不正してボロ儲けしようとしたツケだな》
などの意見が寄せられ、大炎上しています。
店側はあくまで、産地は”誤表記”だったと主張している今回の騒動。
産地にこだわり、トレーサビリティにも力を入れているのであれば、ホームページの文書の削除や2年2ヶ月にもわたる表記の放置を、どのように説明するのでしょうか?
(文:服部慎一)