文:Quick Timez

宇多田ヒカル「何もしていない時が一番重要」自身の音楽制作の裏話を明かす

宇多田ヒカル

 20日放送の「まつもtoなかい」(フジテレビ系列)にシンガー・ソンライター、宇多田ヒカルさんが出演。2010年からの約6年間となった活動休止期間について、改めて語りました。

 1998年、15歳でデビューしデビューシングル「Automatic/time will tell」でダブルミリオンを記録するなど、歌姫として音楽界に大旋風を巻き起こしました。以降も順調に音楽活動を続けていた矢先の2010年、人間活動のためと称して音楽活動を休止。休止期間中の15年、再婚したイタリア人男性との間に第一子となる長男を出産しています。

 人間活動の動機については「普通に大人になりたくて。15歳から有名になっちゃって全部(必要なことは)周りがやっていくれている。大人になったら普通にやることをする能力を身に着けていなくて、それが段々恥ずかしくなっちゃって。それをやってみようって」と心境を吐露。

 MCの中居正広さんから「それがなぜロンドンだったんだろう?」と問われると、「(生まれ育った)ニューヨークだと、住むところもあるし銀行口座もあるし弁護士もいるし、1人暮らしを初めてしたのもニューヨークで、何も特にすることがない。とにかく(色々と)セッティングされていたので、東京と変わらないので」。

 また音楽制作について中居さんから「どんな風に?」聞かれると、「何もしていない時が一番重要で、インプットみたいに見たもの感じたもの、それが入ってきてそれが粒子みたいに解体されて。で自分と対話することになりピアノの前に座ると、ブロックが再構築されていってハマっていく、みたいな」。インプットについては「最近AIに興味があって、クリエイティブなことに関わってくるというのが入口でした」と明かしていました。

(文:Quick Timez編集部)