文:有馬翔平

EXITりんたろー、ウクライナ侵攻への反戦メッセージをためらう理由「正しい方向に向かうのかなって」

りんたろー。
画像:時事

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ロシアによるウクライナ侵攻以降、世界各地で開催されている反戦デモの意義について議論を交わした24日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

するとEXIT ・りんたろー。さんが反戦メッセージを発信することを躊躇しているその理由を明かしました。

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EXITりんたろー、反戦メッセージを発信できない理由「正しい方向に向かうのかなって」

24日、ウクライナ侵攻以降世界各地で開催されている反戦デモの意味を議論した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

その放送の中で、EXIT・りんたろー。さんが反戦メッセージを発信できない理由を明かすシーンがありました。

同日、ウクライナのゼレンスキー大統領が世界に向けて呼びかけた反戦デモ。

日本でも侵攻開始以降、都内などで反戦デモや反戦を謳ったチャリティーコンサートが開催されていますが、一方で「意味あるの?」といった疑問の声も。

これにりんたろー。さんは「偽善者上等というかいいものはいいじゃないかというアクションを起こしている方が『やらないよりはマシだろう』だとか、そういうアクションを起こしている日本の著名人への良くない流れとかはダリィなって思っちゃう方」と疑問の声にコメント。

しかし「なんですけど、戦争というケースに関しては支援ひとつにしても逆に戦争を長引かせたり、傷つく人を増やしたり、必ずしもアクションが正しい方向に向かうのかなって疑問が出てしまって」とすると「だからメッセージひとつ発信するのも慎重になってしまっている」と反戦メッセージをためらっていることを明らかに。

また、相方の兼近大樹さんも「やらないよりマシだというのはわかるんですけど…僕としてはどうしたらいいのかわからない」とコメント。

「『やれよ』という声もわかるんですけど、りんたろー。さんが言った通りこの場合の中立というものをわかってなくて僕が今『プーチンさん止めてくれよ』と思ってる思考すらも誰かに植え付けらえたんじゃないかとか」と反戦メッセージを発信することが正しいのか迷っているとし、「当たり前が当たり前じゃなくなってきている状況で、自分の身動きが取れなくなっている」とポツリ。

「戦争は反対ですけど何をしていいかわかってないです、正直」と複雑な胸中を告白していました。

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「複雑だよね」EXITのためらいに視聴者は?

反戦メッセージを発信するという行為を躊躇しているというEXITの2人。

その後もりんたろー。さんは「意味とかそれが与える効果を考えるよりも、(反戦を)願ったりするというのはいいと思うんですよ」とした上で「ただ今の自分の声のデカさとかを考えると、何を発信すればいいのか自信の持てるひとつの答えを出せていないのでこの状態でアクションを起こすのはまだ無理かなという感じです」とコメントしていました。

すると、EXITの2人が明らかにした反戦メッセージを発信できない理由について視聴者は、「反戦を訴えるのは意思表示する上でも必要だと思うよ。でも難しいね…」などとコメント。

国内で相次ぐ在日ロシア人へのヘイトクライム。

反戦メッセージが必ずしもそのような行為に繋がらないと限らないことからも、影響力のあるタレントは慎重にならざるを得ないのでしょう。

(文:有馬翔平)