画像:時事
新生児には母乳育児でしか認めないといういわゆる「母乳信仰」の是非を議論した17日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
すると、EXIT・兼近大樹さんがその母乳信仰のマインドに対し苦言を呈するシーンがありました。
EXIT兼近、粉ミルクを認めない『母乳信仰』に苦言「押し付けないでくれ」
17日、出産後の育児を母乳でしか認めないという、いわゆる「母乳信仰」の声について議論を交わした「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送の中で、EXIT・兼近大樹さんがその「母乳信仰」の風潮に対し苦言を呈するシーンがありました。
粉ミルクを使った新生児の育児を認めないという母乳信仰。
しかし体質によって母乳が出にくい人などにとってプレッシャーとなっていることをこの日、母乳バンクの存在などを合わせて出演者が意見を交換しました。
この議題に兼近さんは「母乳がいいとされている風潮はまだ全然あると思うので、母乳バンクとかがあると出ない人はすごく助かるので素晴らしいと思う」と前置き。
その上で「異常にこだわりすぎる人、いるじゃないですか。母乳に限らずですけど『母乳じゃなきゃダメなんです』みたいな」と母乳信仰を名指しすると、「こういうのは押し付けないでくれと思いますね。そうじゃなきゃいけないってことはない」とコメントしました。
母乳信仰にかかわらず自身の主義主張など価値観を他人に押しつけることへ苦言を呈した兼近さん。
「それがすごいイヤで、母乳じゃなきゃ幸せになれないみたいな勢いで来るのはやめてほしいと思います」と終始、価値観の強制という行為に対しては首を傾げていました。
「その発言を待ってた」脱母乳信仰発言に女性からは称賛の声
粉ミルクによる育児を頑として認めないという母乳信仰を含めて、価値観を強制することに対し「やめてほしい」と苦言を呈した兼近大樹さん。
すると、兼近さんの言葉に番組を観ていた視聴者が反応し、「この発言を待ってた!私も母乳出なくて嫌な思いをしたから…本当母乳でなくても大丈夫だよ」などと育児の多様性を認める内容に称賛の声が上がっていました。
母乳絶対主義に囚われる人も多いという産後、それは芸能人の間でも多発しているのだそう。
「母乳に関しては様々な議論がありますが、ここ数年は女性タレントも積極的にその悩みを打ち明けているように思えます。眞鍋かをりさんも出産後の疲労から『母乳をあげなくては』という考えで凝り固まってしまい自身を追い込んでしまったようですし、安田美沙子さんも母乳の出が安定せずしないことをブログで打ち明けたりもしてました。ただ芸能人同士、またファンのアドバイスを見ているとたくさんの人の意見を聞くことが母乳信仰への対抗策なのかとは思います」(ライター)
周囲の声だけではなく、自身の思い込みによっても陥ってしまう場合がある母乳信仰。
母乳なのか粉ミルクなのか…自分を追い詰めてしまう前に周囲のアドバイスが必要となってくるのでしょう。
(文:有馬翔平)