文:有馬翔平

加藤浩次「幸せから遠ざけているのは自分」東日本大震災ドキュメンタリーのコメントに賛辞殺到

加藤浩次
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

来週金曜日で発生から11年を迎える東日本大震災。

2日、「スッキリ」(日本テレビ系)の放送で福島県出身の同局ディレクターが撮影したドキュメンタリー映像にコメントしたMC加藤浩次さんの言葉に注目が集まっています。

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加藤浩次、震災ドキュメンタリーに感銘受ける「幸せから遠ざけているのは自分」

2日、来週金曜日に東日本大震災発生11年を迎える前にドキュメンタリー映像を放送した「スッキリ」(日本テレビ系)。

同局ディレクターが撮影した映像に対して、加藤浩次さんがコメントを述べました。

この日、同番組が放送した「母と飼い猫・オイラの震災日記」という映像。

福島県出身のディレクターが東日本大震災で被災した母・順子さんの姿を11年にわたり撮影。

順子さんは震災を経験したことから「生きているうちは『生きてやろう』と腹を括らなくちゃならない」という人生観を悟り、亡くなる昨年まで各地での講演や自著本などでその経験を伝えてきました。

そんな順子さんの言葉に「人生、辛くなる時もあるじゃない。そんな時に『生きてやろうじゃない』という言葉を聞くとね、よしと思ったりだとかちょっとだけと思ったりとか、頑張れって言葉じゃないけどそっと肯定してくれる言葉っていいなと思いますよね」と口にした加藤さん。

さらに、そのそっと肯定してくれる言葉から「なんかね、おばあちゃんの言葉を聞いていると俺たちって難しく生きてるのかなって」と指摘。

「色んなことを考えてる。自分の得とか、周りからどう見られているかとか、自分が不幸だから世の中を批判したりだとか色々難しくしちゃってる」と述べ「複雑にしちゃってるのかなって思いましたね」とコメントしました。

その後も加藤さんは「『生きてやろうじゃないの』、『生きてるだけでヨシとしよう』。ここってすごいシンプルなんだよね。このシンプルを一番大事にすべきなんだけど複雑化させてしまうんだよ」と順子さんの言葉を噛みしめ、「複雑にすることで幸せから遠ざけているのは自分なんだということを、教えてもらった」と映像を振り返っていました。

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「ずっしりくる」加藤の言葉に視聴者拍手

順子さんの言葉を受けて、「幸せから遠ざけているの自分自身だ」と持論を述べた加藤浩次さん。

するとこの加藤さんの言葉に視聴者が反応。

《加藤さんの言葉が胸にずっしりとくる。日テレさん、是非特番にして放送してください》

《肯定でも否定でもない今を受け入れるたくましさ、朝から胸がいっぱいになる特集でした》

《おばあちゃんの言葉も素晴らしかったし、その後の加藤さんの『自分が自分を複雑にしてる』というのもジーンときた》

などと加藤さんのコメントに賛辞が多数集まっていました。

震災から10年以上が経過し、新型コロナやウクライナ侵攻など世界的な不安定が続く現在。

だからこそ、順子さんと加藤さんの言葉が必要なのかもしれません。

(文:有馬翔平)