画像:時事通信フォト
先週金曜日に行われた男子ハーフパイプ決勝で、平野歩夢選手が金メダルを獲得したことを伝えた14日の「スッキリ」(日本テレビ系)。
するとその放送中に、MC加藤浩次さんが世界中で物議をかもした2本目の採点について怒りをあらわにしました。
加藤浩次、平野歩夢の不可解採点に「日本は終わらしちゃダメだよ!」
14日、今月11日に行われた男子ハーフパイプ決勝で金メダルを獲得した平野歩夢選手を特集した「スッキリ」(日本テレビ系)。
すると、快挙を達成した裏で物議をかもした採点に加藤浩次さんが言及するシーンがありました。
トリプルコーク1440を含む高難易度の技を連発し、同競技日本人初の金メダルを獲得した平野選手。
この日競技場で観戦した辻岡義堂アナウンサーが登場し、メダル獲得した瞬間について振り返ろうしたその時、加藤さんが「あのね、義堂くん。僕ちょっと聞きたいことがあるの」とコメントを挟みました。
「やっぱりすごいことはすごいの。金メダル獲った平野くんはすごいんだけど、やっぱり2本目のジャッジをちゃんとしないといけないと僕は思う」と加藤さんが言及したのは、トリプルコーク1440を決め完璧な滑りを見せたにもかかわらず点数が伸びなかった2本目の採点について。
「2本目終わった時、会場はどんな空気でした?」という加藤さんの質問に「会場は今も映像がありましたけどブーイング。全員が1位になるだろうなって誰しもが安心してモニターを観てて、あの点数が出て『あれ?2位なのか?』ってみなさんキョトンとしたような、ブーイングの前にはキョトンとするような空気感がありましたね」と当時の会場内の空気を辻岡アナが説明。
しかし、現場には「平野選手なら3本目でやるだろう」という安心感があったと述べると加藤さんは「空気は空気で、それをやった平野くんがすごいと認めて、それとは別に2回目の点数はやらないとダメだと思う」とヒートアップ。
「なぜならハーフパイプとか夏のスケボーとかこれストリート系じゃないですか。だから一番いい演技というか一番すごいことをやった人間が1位なんだと。2本目、3本目の合計じゃないんだという競技なんですよ」と競技の趣旨に触れ、「すごいことを目指してください。それをやった人間がトップなんだというハーフパイプの競技の中で、人類史上初の技を決めてトップの点数にならないんだったら、これオリンピックとしてのハーフパイプの在り方をもう一度考えなければならなくなる」と指摘したのでした。
その後、「ここ絶対ダメ!」と不可解な採点に声を荒げた加藤さん。
「勝ったから平野選手すごいで日本は終わらしちゃダメだよ!」と採点に抗議するべきだと主張していました。
「期待を裏切らない」加藤の怒りに視聴者も続く
ハーフパイプ男子で平野歩夢選手がメダルを獲得したものの、不可解な採点があったことに怒りをあらわにした加藤浩次さん。
すると加藤さんの主張には番組を観ていた視聴者も同意。
《ほんとそれだよ!加藤さんが言ってくれてスッキリした!》
《加藤さんが何か言ってくれるんだろうなと思ったら、やっぱり期待を裏切らなかったよ》
《フィギュアスケートも色々変なところあるし、この際全部調べようよ!》
などと、加藤さん同様に「これで終わらせてはいけない」というコメントが多く寄せられたのでした。
スキージャンプの高梨沙羅選手も受けた不可解な判定。
長期間積み上げてきた選手たちの努力を無駄にしないためにも、全競技を挙げて不自然な箇所は追及するべきなのでしょう。
(文:有馬翔平)