文:有馬翔平

EXIT兼近「導いてあげられるのは我々の力」いじめ根絶へ向けた方法を提案

兼近大樹
画像:時事

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先日、SNSで高校生と思われる男子生徒が一方的に暴行を受けるという「いじめ動画」が拡散され問題になったことを特集した14日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

すると、いじめを根絶するための方法をEXIT・兼近大樹さんがある「提案」を口にするシーンが。

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EXIT兼近、いじめ根絶の方法を提案「エンタメで洗脳していく」

14日、先日SNSで高校生と思しき男子生徒が暴行を受ける「いじめ動画」が拡散されたことを「ABEMA Prime」(AbemaTV)が特集。

その放送中、EXIT・兼近大樹さんがいじめを根絶するための方法を提案しました。

この日、いじめという社会問題に対し「根絶からはほど遠い」と切り出した兼近さん。

「なんか、みんな好きなものを嫌いって言えないじゃないですか。日本は特に同調圧力というか」、「みんなと一緒ということに美学をおいてる人も多いから。だからみんな嫌いって言ってるものを好きといったら、『おまえは敵だ』みたいになる世界」とレールから外れることを忌み嫌う風潮を指摘。

さらに、「子供なんて圧倒的に大人のマネをして洗脳されながら生きてて、家庭で洗脳されたものを学校に持ってくるわけだから、確実に同調圧力というものを受け継いで学校に入ると思う」、「そうすると学校の中でみんなが嫌いと言ってる人は嫌いであらなきゃいけないという。そういうものが沁みつくから」と成人のいじめが子供のいじめを生み出しているとも。

その上で兼近さんは「やっぱりエンタメで洗脳していく」と提案。

「我々がエンタメの力でどんどん、どんどん子供たちをいい方…何をいいとするかはわからないですけど、より事件が少なくなるよう導いてあげられるのは我々の力かなと思う」と、自身らタレントの影響でいじめに走る子供たちの目を別の方向に向けさせるよう主張したのでした。

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「大人から変えないと…」職場でのいじめ件数も少なくはない

子供たちのいじめが両親からの洗脳だとし、その対策に「エンタメで洗脳していく」といじめをタレントの力で未然に防いでいくことを提案した兼近大樹さん。

「エンタメでかましたいですよね」とコメントを締め括ると、番組を観ていた視聴者が兼近さんの言葉に反応し、「大人の同調圧力が子供を洗脳しているって、かねちーよく見てると思うよ。大人から変えないと」などと、兼近さんにコメントに賛辞が相次いだのでした。

「大人がそれやっちゃってる感じ」と兼近さんが指摘した大人のいじめ、しかし子供のいじめよりも事態は深刻なのだという。

「最近、パワハラ、セクハラなど『○○ハラ』という言葉が目立ち始めましたが、その言葉が目立ってきたのと比例して大人社会のいじめ件数も過去最悪を記録しています。一昨年、厚生労働省が発表した『平成30年度個別労働紛争解決制度の施行状況』…労働者と事業主間のトラブルを防ぐための制度ですが、そこへ持ち掛けられた相談件数が8万以上で過去最高を記録しました。つまり、暴行や陰口などいじめがそれだけ大人の世界でも起きているのです。いじめをなくそうと訴える大人側のいじめの方がひどいというのは、とんだ皮肉でしかないですよね」(ライター)

大人社会のいじめが子供社会にも影響していると指摘した兼近さんのコメント。

しかし、それは遠からずあたっているようです。

(文:有馬翔平)