文:有馬翔平

千原ジュニア「ちょっと怖い…」EV自動車のエンジン音に物申す

千原ジュニア
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

全国各地にはびこる交通ルールから逸脱した「ご当地運転マナー」について特集を組んだ26日の「ABEMA的ニュースショー」(AbemaTV)。

この放送中、MC千原ジュニアさんがEV自動車の静寂性に恐怖心をのぞかせる場面が。

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千原ジュニア、EV自動車のエンジン音に物申す「ちょっと怖い…」

26日、全国各地に存在する「ご当地運転マナー」について特集を放送した「ABEMA的ニュースショー」(AbemaTV)。

その放送の中で、MC千原ジュニアさんが自動車に関連付けて自身が「怖い」と感じる出来事を明かしました。

プライベートではバイクなどの自動二輪の愛好家でも知られる千原ジュニアさん。

この日、「我々なんかも車に乗りますし、バイクも乗りますけど」と切り出すと「今の車ってものすごい静かじゃないですか」と取り分けEV自動車のエンジン音が静かすぎると指摘。

静寂性に触れた上で「あれがちょっと怖い…」と述べました。

「EVなんかまったく音しないですもんね」と千原ジュニアさんはコメントを続けると、「我々も車乗ってる時、バイクのエンジン音がうるさい方が安全。」とエンジン音が安全性に繋がっていると実体験を交え主張したのでした。

「あれもね、騒音の問題もあるんでしょうがちょっとうるさいくらいの方が、安全ですけどね」という騒音にもなり得るエンジン音の必要性を説いた千原ジュニアさん。

これにはスタジオからも「ウインカーもあの『カッチ、カッチ』を消せるけどあえてあの音を出している」など自動車が発する音に対し意見が噴出していました。

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「難しい」エンジンは静かであるべき?

EV自動車のエンジン音が静かであることに、「怖い」と持論を述べた千原ジュニアさん。

その後、タイでは逆にクラクションを鳴らして自身の存在をアピールすることにも言及し「お国柄でも色々ありますね」とコメントを締め括りました。

すると、このエンジン音の静寂性について番組を観ていた視聴者からは「難しい」という声が。

《EVが出たてのころは怖い思いもしたけど、最近は『キーン』って音でわかるようになった》

《エンジン音は安全装置だと考えるべき。五感によって人は危機を察知するならそれに訴えるものを備えるのが普通だ》

などと必要、不必要と様々な意見が生まれていました。

では実際、EV自動車の静寂性によって事故が引き起こされているケースはあるのでしょうか。

「これまで国内、国外でEV車の静寂性が引き起こす事故の検証が行われてきました。ただ結果から言えば『静寂性で発生する事故は極めて少ない』とのこと。しかし国土交通省は万が一の可能性を視野に入れ、2018年から順次EV車に車両接近通報装置の搭載義務化を決定しました」(ライター)

国内外の検証では、静寂性は事故に繋がらないと判断されたよう。

しかし、事故を引き起こす可能性がゼロではないため結果的に人工音を発生させる装置の搭載を義務化したのだとか。

またこの人工音に関しては現在、歩行者だけではなくドライバー側にも聞こえる工夫が始まっていると言います。

「音は安全運転をする上でドライバーにとっても重要です。たとえばマツダの『MX-30EV』は加速とともに車内に人工音を流すギミックを付け加え、加速している雰囲気をかもし出すようにしています。これでスピードが出ていることを体感させようとしているのです」(同)

千原ジュニアさんが「怖い」とコメントしたEV自動車。

しかし昨今、その音に対し各自動車メーカーの様々な工夫がなされているようです。

(文:有馬翔平)