文:有馬翔平

ひろゆき「誤解を作っちゃう」世界的なゲーム規制の波へ猛反発

西村博之 ひろゆき
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

2018年にWHOが精神疾患の一種だと位置づけた「ゲーム依存症」。

国内でも香川県が「ゲーム依存対策条例」を導入するなどゲームに対する締め付けが強まっていることを27日、「ABEMA Prime」(AbemaTV)が特集し規制について議論が交わされました。

すると、MCであるひろゆき氏が規制に猛反発するシーンが。

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ひろゆき、『ゲーム規制』に猛反発「誤解を作っちゃう」

27日、ゲームに熱中することで日常生活に支障をきたす「ゲーム依存症」について特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

世界的に対策の進む「ゲーム依存症」に対し、「2ちゃんねる」の創始者であるひろゆき氏が持論を述べました。

2018年にWHOが精神疾患の一種だと定めた「ゲーム依存症」。

これを受け国内でも香川県が「ゲーム依存対策条例」を導入するなど規制の声が上がり始めていることにこの日、「社会的に困ってなきゃ好きにすればいいと思うんですけど」と口を開いたひろゆき氏。

まず、「課金して強くなるゲームをやってるヤツ、基本的にバカだと思うんですよ」と痛烈に批判。

また、ひろゆき氏はニュース解説員として出演した精神科医の「ゲーム依存というものはいかに日常生活に影響を及ぼしているか、問題になってくる」という言葉に対しても疑問視。

「それってゲームの話に聞こえるんですけど、何かに集中して生活に支障があるんだったら一日12時間小説を読んでて、全然生活できませんという人もおかしいわけで、生活に支障があったらおかしいだけで、ゲームっていうので括る必要はないと思うんですよね」と主張。

「たとえば性的な依存で生活に支障があるようなことを、多目的ルームでやらかしちゃった人もいるじゃないですか」と例を口に。

「人ってなにか集中するものがあって、それが生活に支障が出たらどれもよくないよねってことだけで、ゲーム依存っていうとゲームだけ特殊に何か悪いものなんじゃないかと誤解を作っちゃう気がする」と、ゲームというものに悪印象がまとわりつく可能性を危惧しました。

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「納得いかない」視聴者からも賛同の声

ゲーム依存症という病名に、「誤解を作る」と反発したひろゆき氏。

このひろゆき氏の一連のコメントを聞いた視聴者からは、

《桃鉄やって地理覚えた身としては、ゲームを全て悪だとされるのはひろゆきと同じで納得いかない》

《ひろゆきに賛成。依存の中みてもオンラインコミュの依存とやり込み依存とで違うし》

などと、賛同の声が上がりました。

国内でも度々議論が交わされる「ゲーム依存症」への対策、しかし海外ではその対策によってゲーム産業が衰退した例もあるのだとか。

「海外の話になりますが、中国や韓国では未成年のゲーム利用を規制した法律が存在します。未成年は夜中にゲームしてはならないというものですが。ただその結果、韓国はゲーム産業が衰退。国内では一部自治体のみが規制導入していますが、全国に拡大すれば同様の道を辿る可能性は高いでしょう」(芸能ライター)

ただその一方で、規制回避にはゲーム会社側の歩み寄りも必要だという。

「世界的に問題視されているのは、課金してアイテムを手に入れるというガチャシステムです。海外ではガチャのことを『ルートボックス』と呼びますが欧州の一部国家はこのシステムに規制をかけました。日本でも未成年による多額の課金が問題になっていますし、ゲーム会社側の運営見直しもある程度必要にはなると思います」(同ライター)

クールジャパンの一端を担っているゲーム産業。

文化を維持するためにも行政、企業の歩み寄りが欠かせないのかもしれません。

(文:有馬翔平)