(※画像はイメージです)
2月23日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)。
同番組ではこの日、ビジネスシーンにおけるマスクマナーに関して取り上げられましたが、スタジオ内および世間から大きなバッシングが寄せられる結果となりました。
これに対し、当編集部ではマスクマナーを提唱した専門家の鈴木真理子氏に直接取材を敢行しました。
『モーニングショー』で紹介のマスクマナーが大炎上
2月23日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)。
同番組ではこの日、マスクマナーに関しての特集が組まれ、ビジネスインストラクターの肩書を持つ専門家の方が提唱したマスクマナーを紹介しました。
「薄いピンクが○、濃いピンクは×」、「黒マスクに白シャツ×、黒マスクに黒スーツ○」、「イラスト・柄入りマスク×、会社のロゴ入りマスク○」など独自のマナーを紹介しましたが、放送直後からSNS上を中心に批判が殺到。
スタジオ内でもコメンテーターの玉川徹氏が「これはマナー講師(個人)の考えでしょ?」と話すなど、大ブーイングが。
さらに、河野太郎行政改革担当相も当該情報をめぐり「ヤメレ」とツイートするなど物議をかもし、結果的に大炎上する事態となってしまいました。
実際にSNS上では、
《マジでマナー講師ってバカなの?》
《マスクはつけることに意味があるのであって、なぜ個人の考えた主観をマナーと呼び、それにオレたちが合わせなきゃいけないの?》
《マナー講師のマスクマナーって何? 飛沫防止のためにマスクつけるのに、その柄はマナー違反とか訳分からん笑》
などの反応が寄せられ、散々なものとなっていました。
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マナー講師・鈴木真理子氏の見解とは?
同番組内でマスクマナーの出典元として取り扱ったのは、マナー講師の鈴木真理子氏。
鈴木氏は、日経womanのプロフィール欄によると「三井海上火災保険(現三井住友海上)に事務職で入社し、約10年の勤務を経て起業。企業研修やセミナーで3万人以上に指導を行う。」とのことで、ビジネスインストラクターという肩書で独立・起業をした方のよう。
マスクに関して鈴木氏は、「取引先や上司が”変わったマスク”を着けている場合は、触れて欲しい可能性があり、それを話題に出すことで仕事が円滑に行くこともある」と、同番組内で見解を示していました。
炎上騒動以降、鈴木氏が経営する会社のホームページはHTTPのステータスコードが403(Forbidden)となっており、サイトを閉鎖したのか閲覧はできない状態となっています。(※2021年3月2日現在)
以上を踏まえて当編集部では、鈴木氏にマスクマナーに関して取材を敢行しましたが、連絡がつかず、明確な回答は得られませんでした。
今や必需品となっているマスク。
飛沫防止につながる衛生用品であるがゆえに、最大のマナーは柄や色に関係なく「正しく着用すること」なのではないでしょうか。
(文:服部慎一)