文:有馬翔平

安藤美姫「消えてしまいたいと思っていた」過去に苦しんだ盗撮被害を告白

安藤美姫
画像:時事通信フォト

画像;時事通信フォト

ここ十年で倍近くの検挙数に膨れ上がっている盗撮被害を特集した8日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

するとその放送中、過去に似たような被害を受けた安藤美姫さんが盗撮被害について自身の見解を述べる場面がありました。

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安藤美姫、過去の盗撮被害を告白「消えてしまいたいと思っていた」

8日、年々増加しつつある盗撮被害を特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

その放送中、過去に似た経験を持つ安藤美姫さんがこの犯罪について自身の見解を述べました。

十年前までおよそ1700件だった検挙数が、現在はその倍以上の3500件にまで膨らんでいる盗撮被害。

この日、同番組が実際に盗撮を行っていた男性にインタビューし今でも「衝動に駆られる」という回答を得たようにその再犯率も「36%」と多いことを紹介しました。

この特集に安藤さんは「いや…私は『されていた方』なので、アスリートとしてやられていた立場なのでだいぶ複雑」と顔をしかめると「それが依存症と言われても…今だからこそ理解できるかもしれないですけれどもちょっとそれで終わらせてはいけないんじゃないかって」とコメント。

さらに、「やられた方の精神面、特に女性なんかは…私なんかは図太い方だったんでしょうね。私からすると一般の盗撮犯とパパラッチって同じだと思っていて、競技で真剣にやっていても胸元を撮られていて成人誌の袋とじに10代、16歳のころにされたことによってすごく精神的に閉じこもった時期もありましたし、人の目に映る自分も嫌というか…変な話『消えてしまいたい』と思っていた10代もある」とも告白したのでした。

その後、「私の場合は周りのサポートしてくれる人の声もあったので立ち直ろうと思えた」と自身は立ち直れる環境にあったとした安藤さん。

「けど、まったく知らない人から盗撮されて性的な苦痛を受けて引きこもって、人間不信になって働けなるという人も多いと思うので罰が軽いという意味では、そこは絶対的に国なのかな。法的にちゃんとしてほしい」と盗撮行為の厳罰化を訴えていました。

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女子スポーツ選手の盗撮に意見相次ぐ

自身の経験を交えながら盗撮行為の厳罰化を訴えた安藤美姫さん。

さらに「女性も言いにくい…自分から声を上げるのって本当に勇気がいる」と、女性側の心境についても解説しました。

すると安藤さんの体験に番組を観ていた視聴者が反応。

《まあ競技目的以外での写真をメディアが撮っているというのは問題でしょうね。盗撮を助長させているかも》

《公式の衣装がヤバくね?というのもあるよね。新体操やビーチバレーボール然り。ああいうところから是正していこうよ》

《性的な目で見られるために競技してるわけじゃないのにね。これはかわいそう》

などと、女子スポーツ選手の衣装について意見が相次ぎました。

今年、陸上選手の下半身を盗撮したとした男が書類送検された事件。

しかし、その一方でただ風景を撮影していただけという冤罪も発生してしまっていることから、法整備は急務なのかもしれません。