出典:当たり障りのない世界
無罪が確定したオウム真理教の菊地直子さん。
この記事では、菊地直子さんの学歴や結婚について、高橋克也さんとの関係、現在と無罪の理由などについて迫ってみたいと思います。
菊地直子のプロフィール
名前:菊地 直子(きくち なおこ)
生年月日:1971年12月9日
出身:埼玉県
大学教員の父は非常に厳しかった
菊池直子さんは埼玉で生まれ、父親の転勤で数度引っ越しをした後に大阪市に住むことになり、地元の小学校に通学していました。
父は大学の教授で厳しく教育に重きを置いた家庭で育ち、小学校低学年からピアノを習い外遊びはあそこまでせず、中学は当時倍率10倍の大阪教育大学付属天王寺中学校に入り、部活はバスケットボール部で成績は上位でまっすぐで優しくクラスからの人気者のであったということです。
菊地直子さんとオウム真理教の出会いは、陸上競技で足を怪我した時に治療として通ったヨガ道場と言われています。
しかし、菊池直子さん自身は真実は違うと話しています。
高校を卒業してオウム真理教に入信した菊池直子
高校卒業後、1989年12月27日に家族の反発を無視し、オウム真理教に入り翌年の4月から大学に進学するも大学へは一度も行かず、4月20日から家出をし、5月19日にオウム真理教に出家。
出家した後、初めの所属は山梨県の富士清流精舎で、1ヶ月間1日15時間の修行を行ない、8月に修行施設としての熊本県波野村にいくことになります。
その後、自分の子より修行を優先する信者の子供の教育をおこなう「子供班」につくことになり、この仕事が菊池直子さんにとってストレスが溜まるもので帰りたいと頻繁に話していたとのこと。
菊池直子、全国指名手配に
地下鉄サリン事件後、土谷正実さんを中心としたサリン製造プロジェクトに関わった殺害および殺害未遂として特別指名手配となります。
1995年6月頃から千葉県市川市のアパートに林泰男さんらと潜伏し、11月までに名古屋市、京都市などを林らと数度移動し、翌年11月に埼玉県所沢市のマンションに高橋克也さん、北村浩一さんなど他の特別手配信徒と5人で潜伏。
1996年11月後は追跡ができなくなるが、1997年以降は高橋克也さんと川崎市のアパートに潜伏し、2007年3月以降は一般人の男性と一緒に生活をしていました。
17年間の逃亡生活の末、菊池直子逮捕
「菊池に似ている女性を見かけた」という目撃情報が2012年6月3日に警視庁に届き、警視庁捜査一課が相模原市緑区の潜伏先に担当刑事を派遣し、張り込み後潜伏先の家に女性が戻ったのを確認し任意同行を求め、この時まだ菊池さんとわからなかったが、警視庁本庁に身柄を引き渡された後、照合作業をした結果、菊池さん本人であることが判明しました。
そして、殺人および殺人未遂容疑で菊池さんに逮捕令状を執行し逮捕しました。
裁判の判決は地下鉄サリン事件では処分保留、6月24日に3件のVXガス事件で殺人及び殺人未遂で再逮捕になるも、3件のVXガス事件も処分保留となり、7月15日に東京都庁小包爆弾事件での殺人未遂と爆発物取締罰則違反容疑で再逮捕されます。
菊池直子は高卒で大学を中退している
菊池直子さんは、大阪教育大学附属高校を卒業後、大阪教育大学教育学部障害児教育課程に入いるも一回も大学に行かず大学を辞めており、最終学歴が京都大学の薬学部卒という噂もありますが、大学に編入したことは考えずらいので最終学歴は大阪教育大学教育学部中退がだと考えられます。
菊地直子さんは頭が良いだけではなく、運動能力も高く、オウム真理教陸上競技部代表として東京国際女子マラソンと大阪国際女子マラソンに出た経験があります。
愛され体質の菊池直子。逃亡生活でプロポーズを受けていた
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オウム真理教の”菊池直子”と告白も同棲を続行
菊池直子さんは逃亡生活を送っている時に、高橋寛人さんと知り合い交際をし、高橋さんにプロポーズされた時に自分がオウム真理教の菊池直子であるため結婚できないと話します。
「知り合ってから半年後に何度も結婚を申し込んだところ、彼女から『私は結婚できない。実は菊地直子です』と打ち明けられた。冗談に『オウムの菊地?』と聞いたら、『ハイ』という答えが返ってきた。似ていないので信用できず、ネットで調べたら一致していた。二人で出頭しようと思ったができなかった」
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2人は2007年3月から町田市内にアパートで暮らしはじめ逃亡生活をスタートします。
菊池直子さんは介護会社に入り、同僚の話から「人手が足りなくなりホームヘルパー2級の資格を取ってもらい、今年2月から週2回ほど働いてもらった。真面目で性格も明るく評判がよかった」というプラスのイメージを持たれていました。
女子会にも顔を出したりなど、逃亡生活といえど一般人と変わらぬ生活をしていました。
指名手配写真と違う菊池直子、整形したのか
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菊池直子さんをネットで検索していると、美人という言葉をよく見かけます。
逃亡生活で出会った男性は以下のように述べています。
二人をよく知る男性の住人は「食事をしていると、何もない皿があれば、取って出してくれる気のきく感じの人だった」と話し、女性の住人も「まるっきり分からなかった。報道よりもすごく美人だし、上品だし、控えめな人。すごくいいカップルでしたよ」と褒める。
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顔が綺麗なだけでなく行動にも気品があり人気が高かったようですが、整形をしているという疑惑もあります。
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高校の時の知人は「整形したのかと思った。まるで別人のよう」と話しており、専門家も「特徴的だった団子鼻が細くなった。整形した可能性がある」と話しがあるため、整形をしている可能性が高いとされています。
しかし、性格は顔にでるので、高橋さんとの生活をする上で女性らしさが増して綺麗な顔になったのではないかと話す専門家もいます。
菊池直子は高橋克也被告の性奴隷だったのか
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菊池直子さんは高橋さんとだけではなく、オウム真理教信者の男性とも交際した過去があるようです。
菊池直子さんが埼玉県所沢市のアパートに潜入していたことを1996年11月がわかり現場に向かったところ、菊池さん自体は逃げてしまった後でしたが、男性信者への想いを書いたものがありました。
「書き込みの大部分は、ほかの男性信者への思いや、自分との関係について綴られたものだった。特に、同じ逃亡犯の身だった平田信(被告)には明らかな愛情を抱いていたようで、平田への執着が文章の節々からうかがえた」
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「彼女は、もてあまし気味の性欲を『邪悪心』と表現して何とか抑えようとしていた。男の優劣を教団内での地位で図っているような所があり、教団内ではかなり上の地位にあった林泰男死刑囚にも憧れていたようだ。他の女性信者への嫉妬心もあけすけに綴っていた」
出典:excite.ニュース
菊池さんは男性信者への想いを持っており、教団で禁止されている性行為のシーンをノートに書いていました。
高橋克也被告の言いなりになっていた
逃亡生活の初期に、オウム真理教の高橋克也さんと共に逃亡しており、2人の関係についてさぐってみましたが2人の関係は良好ではありませんでした。
「高橋に『無理矢理行為を強要された』という趣旨の書き込みをしている。内容から、所沢市のアパートに潜伏していた時にそのような出来事があった可能性がある。そんなこともあってか、彼を軽蔑しきっていたようだ」
出典:excite.ニュース
菊地容疑者と克也容疑者は、新横浜や川崎のホテルを転々とした。捜査関係者が語る。
「当然、男と女だから、泊まるたび、克也容疑者は菊地容疑者に行為を迫った。菊地容疑者はそれで精神的にイヤになっていったようだ」
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「菊地容疑者の行為嗜好は本来、素直で淡泊。ところが克也容疑者は自分勝手な行為ばかりする。菊地容疑者は素直な性格から、その要求を‥‥たとえ変な要求でも何でも、受け入れていたということだ」
変態的行為も、まさに言われるがまま。菊地容疑者は克也容疑者の性欲の奴隷と化した、「ドM妻」だったことになる。
出典:Asagei plus
これらの記事から菊池直子さんは、高橋さんの言いなりとして過ごしていたことが伺えます。
菊池直子は証拠不十分で無罪
菊池直子さんが無罪の判決になったのは、まだ明確にわかっておらず確定的証拠がないからとの話も上がっています。
無罪であるが17年も逃亡していたのは逮捕されたくないという思いがあったからとのこと。
この判決に対するネットの意見は、
菊池直子無罪ってまじかよ😩🙌🆘
— ノンヒロ (@imagasaikou467) 2017年12月27日
こんばんわ菊池直子の無罪は、どうも引っかかるなーとは、思ってます、やっぱり、『知らなかった』』中身が農薬だと思ったと言ってるのと、逃亡していたのが、第3者目線では、引っかかりますね
— 465BOX (@OgiLLan94n) 2017年12月28日
菊池直子氏の無罪判決にかなり驚いている。オウム真理教と言えば、恐怖のイメージしかなく、彼女についてもかなり報道されていて、交番にすら写真が貼ってあったのだが、無罪となると、今までの彼女の失われた時間や受けた不利益、また受けている不利益はだれが補償するのだろう・・できるのだろうか。
— Hasesaki (@Hasesaki) 2017年12月27日
爆弾娘こと菊池直子元信者が無罪になるらしいけど、何のために17年間も逃亡していたんだろうと思う。当時、裁判をしたら無罪になるかどうかは誰も分からないけど。
— さといつ (@satoitsu) 2017年12月28日
このように多くの意見がありますが、無罪となった理由が明らかになっていないことに疑念を持つ方が多いはずです。
現在は普通の生活に戻っている?
菊池直子さんは無罪確定後は、怯えることもなく気を許して暮らしているそうですが、無罪の判決に対して批判的な方が多いので詳しい話は出てきていません。
菊池さんは無罪になったからといって、地下鉄サリン事件に関しての内省を続けており、逮捕されたことや以前の報道に対して批判的なことをいうこともありませんでした。
菊池さんが今後どのような生活をするかは関与するところではありませんが、逃亡生活が終わった今自身を大切に生きていくことを望みます。
まとめ
■菊地直子さんは高校を卒業後にオウム真理教に入り、入学した大阪教育大学は1日も行かず辞めている。
■菊池さんは地下鉄サリン事件のサリン製造プロジェクトに関わった殺人および殺人未遂の容疑で特別手配になり、逃亡生活を始め2007年には一般男性の高橋寛人さんと暮らしプロポーズされている。
■「菊地に似ている女性を見かけた」との目撃情報が2012年6月3日にあり、17年の逃亡生活が終わり逮捕されるも無罪となり釈放されている。
菊池直子さんの無罪の判決の理由が明確になっていないため、疑念を持つ方も多いと思いますが逃亡生活はかなり辛いものであったと思います。
逃亡生活で出会った方の話を聞くに、菊池さんは性格が良い方だったのでしょう。
無罪となり釈放された今、どのような生活をしているかはわかりませんが真っ当な生き方をしていることを望むことだけが私たちにできることかもしれませんね。